My Okamura Way Vol.12 2年目社員編①
現在、商環境事業本部 東京第二支店に所属する坂尾 翔太(さかお・しょうた)。2023年に新卒で入社し、商環境事業部の営業として、スーパーマーケットのお客様を担当しています。実は、入社前の内定者時代にも坂尾にも取材しています。学生時代にスーパーマーケットでアルバイトをしていた坂尾は、オカムラの商環境事業に配属後、どんなことを感じながら働いているのでしょうか。1年目の振り返りやこれからについて聞きました。2024年6月取材
学生時代の坂尾も参加した「内定者座談会」はこちら
仕事の楽しさを知り、失敗しながら成長した1年目
――最初に入社以来担当してきた業務について教えてください。
坂尾 翔太(以下、坂尾):商環境事業本部に所属し、営業を担当して2年目です。現在、私が担当しているのはスーパーマーケットのお客様です。メインで担当するお客様が3社、小口や単発のお客様5~10社を担当しています。継続担当のお客様は年に数回、新店オープンや改装があります。営業としてお客様との商談・ヒアリングから、製品の手配や納品まで担当します。ゴンドラと呼ばれる商品陳列什器を主に販売していますが、最近は冷蔵冷凍ショーケース(以下、冷ケース)も扱いはじめています。
――かつて内定者時代にも企業研究をしていたことは聞きましたが、入社してわかったことや意外だったことはありますか?
坂尾:入社後に実感したのが、オカムラは本当にお客様の要望に対し幅広い対応が可能な会社だということ。私自身、まだ全体が見えていないのが正直なところです。お客様から相談されて「オカムラでできるかな?」と思うことも、社内で確認すると大抵は、上司から「何でも対応できるよ」と。社内対応できることも多いですし、もちろん社外の協力を得ることもあります。
――それを実感する具体的なエピソードはありますか?
坂尾:以前、お客様からオカムラ製品にはない、とある収納について問い合わせをいただきました。購買部に確認するとわずか10分で外部より手配可と連絡があり、1時間で見積もりを提出できました。お客様からも「対応が早いね、買うよ」と即答いただきましたし、私自身、オカムラとしての対応が早く進むことに驚きました。
――学生時代にはスーパーマーケットでアルバイトをしていたと入社前に話していましたが、立場が変わって店舗に関わるようになって、何か感じることはありますか?
坂尾:自分が携わったお店で商品が売れていくと思うと嬉しいですね。それから、アルバイトしていた頃は、店舗で使われる什器がこれほど高額なものとは想像していませんでした(笑)。だからこそ、お客様にどんな風に提案しようか真剣に考えています。
坂尾:いろいろな経験ができた1年でしたが、失敗もあります。製品の手配を進めた後で仕様が変更になったり、作業用車両の道路使用許可の申請を忘れてしまったり…… いずれも上司や先輩に相談しフォローしてもらったおかげで、最終的にはお客様に大きなご迷惑をおかけするまでには至りませんでした。最近はお客様から対応の早さを褒めていただけるようにもなってきて、失敗も含めいろいろな経験を通じて成長できているのかな、と思っています。
チームで協力するからスピーディな提案ができる
――仕事を通して学んだオカムラの強みはどんなことでしょうか?坂尾:二点あります。一点は「スピード感」。オカムラでは営業や製品企画・設計、空間デザイン、施工、業務など多くの部門のメンバーがそれぞれのスキルを発揮することで、スピーディかつ質の高い対応ができています。もう一点は、先ほども話した通り、お客様の要望に対して幅広い対応が可能なこと。対応可能な範囲が広いだけに、それぞれの業務も増えることになってしまいがちではありますが(笑)、売り場からバックヤードまで店舗を丸ごとつくれるからこそ、オカムラが選ばれているのだと実感しています!
――入社前から知っていたという経営理念“オカムラウェイ”についてはいかがですか? 実際の仕事とのつながりを感じた点を教えてください。
坂尾:仕事ではオカムラウェイの基本姿勢「SMILE」の「Link=多様性を愛し、協力することで、チームが活きる」の大切さを実感することが多いですね。商環境事業ではお店を丸ごとつくることができる、と言っても、私一人ではできることも限られます。社内外で協働するからこそ、実現できているのだと思います。それから個人的には「SMILE」という文字そのもの、つまり“笑顔”も心がけています。いつも笑顔でお客様に接して、気軽に相談してもらえる存在になりたいですね。
将来は自分でチームをリードして、店舗を丸ごとつくりたい
――社会人生活2年目を迎えましたが、これから特に注力したいことはありますか?坂尾:まだ知らないことはたくさんあります。陳列棚についてはある程度理解できたと思いますが、もっと知識を増やしたいですし、2年目は特に冷ケースについての勉強も力を入れていきたいです。電気や配管、排水などの工事が必要となりますし、アフターサービスもあって扱う難易度は高いですが、積極的に担当して、3年目以降は一人で提案から納品までできるようになりたいです。
坂尾:新しくなったお店が完成して、引き渡しの際にスーパーマーケットの従業員の皆さんが喜ぶ姿を見たときです。「わあ、すごくきれいになった!」など、生の声を聞くと嬉しいです。それからシンプルに上司に褒められるのも「働きがい」につながっています。自分の成長やお客様へ満足を提供できていることを実感できるので。もともと人と関わるのが好きなので、人とのやりとりの中で、仕事の楽しさややりがいを感じることが多いですね。
――今後の目標ややってみたいことを教えてください。
坂尾:営業として担当する業務で独り立ちができたら、その先は自分で物件やチームを回していけるようになりたいです。今はまだ巻き込んでもらう立場なので、いずれは自分からいろんな人を巻き込んで、お客様によりよい提案ができるチームや体制をつくれるようになりたいです。将来的にはニュースで取り上げられるような話題性のある店舗をつくってみたいですね。
――どんな店舗づくりに興味がありますか?
坂尾:そうですね、今おもしろいと思っているのは無人店舗です。すでに小型の無人店舗はありますが、もっと大型のスーパーマーケットで、例えばデジタルサイネージなどを取り入れて無人店舗が実現できたら、お客様にさらに大きなワクワクを届けられるのではないかと思っています。
先輩から見た2年目社員の印象は?
同じお客様担当として坂尾と一緒に仕事をしてきた入社4年目の山口 修一郎(やまぐち・しゅういちろう)。山口に坂尾の印象を聞くと、「入社当時の坂尾は、髪の色も今より明るく(笑)、学生らしい雰囲気でしたね。ただ、見た目の印象と違い、仕事に対してはものすごく真面目で、いい意味でギャップが大きかったのを覚えています。早く仕事を覚えようと、何ごとにも前向きにチャレンジしていました」と振り返ります。
そんな坂尾の成長を特に感じるのは、「細かいところに気がつく力」だと山口。「ときには私が見落としてしまうようなことにも気づいてくれます。先日も製品の型番の確認をしてくれたのですが、間違いを発見してくれて助かりました。今、注力している冷ケースの販売は、店舗が閉店している時間帯の現地調査などもあり大変ですが、いつも笑顔でがんばる姿に感心しています。ぜひ冷ケースの対応も習得して、活躍してほしいですね」とエールを送りました。
2年目社員、ある日の過ごし方
坂尾に、どんな社会人生活を送っているか、1日のタイムラインと休日の過ごし方を聞きました。午前中は商談が多いです。客先に直行することも。店舗にどんな製品を入れるかといった1~2時間の話し合いなど。その後、近所のコワーキングスペースで同行した社内のメンバーと軽い打ち合わせの場を設け、製品の詳細確認やスケジュール調整を行います。
客先訪問時は同行者と移動の合間に食事を取ります。オフィスにいる日は先輩や後輩とオフィス近くの店へ。店はその日の気分で選びます。ランチタイムはいいコミュニケーションの時間。仕事中は話しにくい悩みを先輩に相談したり、逆に同期や後輩の話を聞いて一緒にモチベーションを高めたりしています。
13:00から2軒目の客先へ。オカムラ以外に建設会社や電気会社など他社も参加する定例会議は、2~3時間の長丁場になることも。終了次第、帰社。見積もりや資料を作成してお客様に提出したら、この日の業務は終了。客先以外に現場(スーパーマーケットの店舗)へ行き、製品の納品に立ち会う日もあります。
改装や出店が続く繁忙期は残業もあります。平日はまっすぐ家に帰ることがほとんど。金曜日は同僚と飲みに行くことも多く、ランチ同様、楽しいコミュニケーションタイムになっています。
プロ野球が好きで、休日は球場で観戦することも。ひいきのチームは横浜DeNAベイスターズです。
今年からサウナにハマっていて、一人あるいは友人と“ととのい”に行きます。仕事が大変なときも、サウナでリフレッシュすると翌週またがんばれます。
冬はスノーボード三昧。ワンシーズンに10~15回は行きます。
インタビュー後記
入社前のインタビュー時と雰囲気や質問への答え方もすっかり変わり、社会人らしさが板についていた坂尾。入社前から「スーパーのアルバイトを通じて、働くことは楽しいと思っていた。働く人が活性化する環境づくりをしてみたい」と語っていた想いは、オカムラ入社後も変わることなく抱き続けているのが印象的でした。インタビュー中には「学生に社会人や仕事の楽しさを伝えていきたいですね」という言葉もあり、日々の仕事の充実ぶりがうかがえました。冷ケースの販売を担当するという新たな業務への挑戦は、先輩も後押ししていました。今後のさらなる飛躍も期待できそうです。(編集部)