まもなく新年度がスタート。オカムラにも新しい仲間、新入社員がやってきます。彼らの学生時代はコロナ禍の影響を受けました。行動制限のある日常、オンラインでのコミュニケーション、その中での就職活動。彼らは、どんな経験をして入社してくるのか?これから一緒に働くにあたり理解を深める「糸口」として、そして就職活動に取り組む学生のみなさんへの「ヒント」として、入社前の彼らに話を聞きたいと考えました。
声をかけたところ、2023年度入社予定の内定者から多くの人がアンケートに協力してくれたり、また実際に話を聞く機会に3人が参加してくれました。就職活動でどんなガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を用意したのか、どんな風に企業研究に取り組んだのか、オカムラにエントリーする決め手はなんだったのか…… などなど、3人がざっくばらんに語ってくれました。また、アンケート結果からもコメントをピックアップ。入社直前の学生によるリアルな声をお届けします。
Profile
参加してくれた内定者のみなさんを紹介します(50音順)。岡戸(おかど)さん
営業職配属。大学では、組織行動学(リーダーシップ論・チームビルディング・マネジメント論)を専攻。部活動では、学生運営の硬式野球部で監督を務めた。
「入社したら、ラボオフィスで働いてみたい!」
坂尾(さかお)さん
営業職配属。大学では化学を専攻。学生時代に、スーパー、飲食店、塾講師、税務署など、多数のアルバイトを経験。
「出張でも旅行でも、いろいろな所に行ってその場所を知り、地域に合った提案ができるようになりたい」
宮本(みやもと)さん
デザイン職配属。大学では、空間、プロダクト、UI/UX、グラフィックなど幅広くデザイン領域を学ぶ。大学院では人間工学の研究活動も。
「配属地は初めて住む場所になる予定。建築を見て回ったり、“一人お好み焼き”を試したり、社会人生活を楽しみたい」
ガクチカの書き方、カギになるのは「課題解決」
まずは、みなさんにガクチカ(=学生時代に力を入れたこと)についてうかがいます。就職活動に取り組むにあたって、どんなエピソードを選びましたか?
研究、アルバイト、部活とテーマは違いますが、ポイントは「課題解決」への取り組みですね。そこからみなさんの成長を感じました。それぞれのガクチカ、初めて聞いて、どんな風に思いましたか?
みなさん、それぞれ光るエピソードを持っているなと思います。では、そんなガクチカをまとめるうえで、どんなことを工夫しましたか。また、書き方をブラッシュアップするうえで、何を重視しましたか。
ありがとうございます。就活で響くガクチカをまとめるためには、実際にいろいろな人に話したり、見せたりすることが大事だとわかりました。客観的な視点でブラッシュアップすることで、自身の体験・エピソードが伝わるものになるわけですね。
オカムラ内定者は、こんな学生 ①学生時代に力を入れていたこと
3人は、「課題解決」を共通テーマに成長したガクチカを語ってくれました。そのほかの内定者からもいろいろな学生時代のエピソードが寄せられています。いくつか紹介します。
「ラグビー部で主務やSNSの広報活動など。さまざまな方面から部活に貢献」
「映画や音楽の趣味から海外に興味を持ち、英語を学び、海外に友人ができた」
「アカペラサークルに所属。パフォーマンス体験を通じて、人前に出ることが苦手な自分の殻を破った」
みなさん、サークル活動や趣味も含めて、学生時代にさまざまなチャレンジをして成長してきたことがうかがえます。
企業研究のコツは、企業説明会の情報よりもう少し先を探ること
みなさんの学生生活は、まさにコロナ禍の影響下にあったわけですが、就活に取り組むうえで、どんな点が難しかったでしょうか。そうした制限がある中、オカムラに限らず、企業研究はどんな風に取り組みましたか。
坂尾さんは、SNSも活用されたわけですね。オンライン中心の就職活動において、不足する情報を得るためのSNS活用は、みなさんを含む内定者にお願いしたアンケートでも見られました。宮本さん、岡戸さんは、いかがですか。
なるほど。みなさん、それぞれのやり方ですね。ただ、企業説明会で得られる情報よりも、もう少し深い情報を得るために、それぞれ努力したという点は共通しているようです。オカムラとしても、学生のみなさんが本当に知りたいことを発信していけるように考えていきたいと思います。このサイトはみなさんの就活時にはまだオープンしていなかったのですが、今回いただいた意見を今後の参考にしていきます。
オカムラ内定者は、こんな学生 ②就活でのSNS活用について
岡戸さん、宮本さんは、SNSを就活に使わなかったとのことですが、内定者アンケートでは、積極的に活用しているとの声も多数ありました。以下、オカムラに限らず、内定者が就職活動につかっていたSNS・ネットサービスのランキングをアンケート結果から紹介します。
1位:YouTube
2位:Instagram
3位:Twitter
4位:LINEオープンチャット
5位(同率):ONE CAREER(就活サイト)、Matcher(OB訪問サービス)
YouTubeとInstagramの活用が目立ちます。動画でのコミュニケーションが当たり前の世代ですね。企業としてもこうしたプラットフォームで、学生のみなさんが知りたい情報を積極的に発信することが必要なのかもしれません。
学生視点で就活軸と合致した、オカムラの魅力
オカムラの印象についてうかがいます。就職活動を通して、学生の視点から、オカムラの企業理念「オカムラウェイ」でも表現している社会貢献への姿勢についてはどんな印象を持ちましたか。ありがとうございます。では、オカムラのエントリーの決め手になったことを教えてください。
みなさんの就活軸は、「働き方」や「働く場」だったということで、そことオカムラの事業が合致したわけですね。最後に、就職活動を通して、オカムラを深く知って、意外だと思ったことや魅力的に映ったことはありましたか。
オカムラ内定者は、こんな学生 ③オカムラの印象
3人はオカムラの社会貢献や広い事業領域に企業としての魅力を感じたと語ってくれました。オカムラのどんなところが印象深かったか、その他の内定者の声もアンケートからいくつか紹介します。
「環境に配慮した製品を多く製造していること」
「コロナ禍の在宅ワーク需要で、オカムラ製品の市場がオフィス以外にも広がったこと」
「使われなくなった魚網を素材とした製品など、実際に環境問題に向き合っていること」
「学校や図書館、病院など、公共性の高い施設も手掛けていること」
「物流システム事業の技術が他の企業から評価され、重要な役割を担っていること」
環境問題への対応や公共施設での取り組みが印象的だったという声は、このほかにもありました。学生のみなさんの「関心ごと」として、社会貢献はキーワードの一つなのかもしれません。
集まってもらった3人の話には、学生のみなさんがオカムラやその他企業のことも、しっかり研究して就活にのぞんでいる真摯な姿勢がありました。いくつか、アンケートからの内定者の声も紹介しましたが、共通するのは、企業に対するまっすぐな視線です。就職活動は、企業が学生を一方的に評価するのではなく、学生から企業も見極められていることを、改めて感じました。彼らが「ガクチカ」で語ってくれた経験は、社会人になったとき、きっと役に立つはずです。オカムラとしては、何をしたか以上に、その背景にある視点や考え方を知りたいと考えています。そのために、私たちもオカムラをもっと知ってもらえるような発信を今後もより心がけたいと思っています。(編集部)