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特集オカムラ内定者が語る、ガクチカのまとめ方から企業研究まで

2023.03.20

まもなく新年度がスタート。オカムラにも新しい仲間、新入社員がやってきます。彼らの学生時代はコロナ禍の影響を受けました。行動制限のある日常、オンラインでのコミュニケーション、その中での就職活動。彼らは、どんな経験をして入社してくるのか?これから一緒に働くにあたり理解を深める「糸口」として、そして就職活動に取り組む学生のみなさんへの「ヒント」として、入社前の彼らに話を聞きたいと考えました。

声をかけたところ、2023年度入社予定の内定者から多くの人がアンケートに協力してくれたり、また実際に話を聞く機会に3人が参加してくれました。就職活動でどんなガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を用意したのか、どんな風に企業研究に取り組んだのか、オカムラにエントリーする決め手はなんだったのか…… などなど、3人がざっくばらんに語ってくれました。また、アンケート結果からもコメントをピックアップ。入社直前の学生によるリアルな声をお届けします。
 

Profile

参加してくれた内定者のみなさんを紹介します(50音順)。

岡戸(おかど)さん

営業職配属。大学では、組織行動学(リーダーシップ論・チームビルディング・マネジメント論)を専攻。部活動では、学生運営の硬式野球部で監督を務めた。

「入社したら、ラボオフィスで働いてみたい!」

坂尾(さかお)さん

営業職配属。大学では化学を専攻。学生時代に、スーパー、飲食店、塾講師、税務署など、多数のアルバイトを経験。

「出張でも旅行でも、いろいろな所に行ってその場所を知り、地域に合った提案ができるようになりたい」

 

宮本(みやもと)さん

デザイン職配属。大学では、空間、プロダクト、UI/UX、グラフィックなど幅広くデザイン領域を学ぶ。大学院では人間工学の研究活動も。

「配属地は初めて住む場所になる予定。建築を見て回ったり、“一人お好み焼き”を試したり、社会人生活を楽しみたい」

 

ガクチカの書き方、カギになるのは「課題解決」

入社前の学生視点で、就活やオカムラのことを語ってくれました。
入社前の学生視点で、就活やオカムラのことを語ってくれました。

まずは、みなさんにガクチカ(=学生時代に力を入れたこと)についてうかがいます。就職活動に取り組むにあたって、どんなエピソードを選びましたか?
 
宮本さん
宮本さん
私は、大学の卒業研究から大学院での学会発表までの経験を選びました。実は、卒業研究では、思ったような内容にまとめきれなかったと感じていました。そのリベンジという意味も込めて、大学院での学会発表に取り組みました。卒業研究での課題をどう改善して学会発表に至ったのか、その体験をまとめました。
坂尾さん
坂尾さん
大学4年間、スーパーマーケットでアルバイトをした経験をガクチカにしました。賞味期限が近づいた商品を値引きして販売していましたが、売り切れずに残ってしまうこともありました。どうしたらお客様に手に取ってもらえるか考え、陳列を工夫して在庫を減らすことに取り組みました。そのときの経験をまとめました。
岡戸さん
岡戸さん
私は、部活のエピソードです。大学の硬式野球部は伝統的に学生運営。その中で、私は監督を務めました。全部員が約160人。互いに意見をぶつけ合わせながら、課題をクリアして、目標達成に向けて活動してきました。少し珍しい内容かもしれませんね。

研究、アルバイト、部活とテーマは違いますが、ポイントは「課題解決」への取り組みですね。そこからみなさんの成長を感じました。それぞれのガクチカ、初めて聞いて、どんな風に思いましたか?
 
岡戸さん
岡戸さん
坂尾さんが4年間、同じ環境でアルバイトし続けたのは、すごいですね。私も大学4年間、居酒屋でバイトしていたのですが、部活動が忙しくて2、3年生のころは、まったく行けてなくて。宮本さんの6年間、学業メインに取り組んだ姿勢もすごいと思います。自分は2人と同じようにできなかったと思います。
宮本さん
宮本さん
私は、学校の課題にかなり時間を費やしてきたので、2人のように大学以外でもアルバイトや部活で、いろいろな活動を経験しているのは、すごいと思いました。
坂尾さん
坂尾さん
私は、高校時代まで野球をやっていたので、岡戸さんが監督として160人をまとめたのは、本当にすごいと思いました。宮本さんが大学院までしっかり研究に取り組んだのも素晴らしいですね。私は理系の大学に行きましたが、そこまで研究に没頭という環境ではなかったので、少しうらやましいなとも思いました。

みなさん、それぞれ光るエピソードを持っているなと思います。では、そんなガクチカをまとめるうえで、どんなことを工夫しましたか。また、書き方をブラッシュアップするうえで、何を重視しましたか。
 
宮本さん
宮本さん
私はデザイン職志望だったので、作品のポートフォリオを用意しました。それを人に見てもらったり、意見をもらったりして話す内容の起承転結をブラッシュアップしました。
坂尾さん
坂尾さん
実は、人前で話すことが苦手でした。そこで自分の経験と考えをまず書いて、友人や家族、先生に見てもらい、添削を繰り返して完成させました。書き方を含めて、わかりやすくするためには、1人で抱え込まずに周りの人の協力を得るのが一番だと思います。
岡戸さん
岡戸さん
私の場合、自分が置かれている立場「硬式野球部の監督」が特殊だったので、そこをどれだけわかりやすく伝えられるか、工夫しました。あと、大事なことは、ウソをつかないことです。ガクチカに限らず、表面的に取り繕ったものは必ずバレます。なので、正直にありのまま伝えることを意識しました。

ありがとうございます。就活で響くガクチカをまとめるためには、実際にいろいろな人に話したり、見せたりすることが大事だとわかりました。客観的な視点でブラッシュアップすることで、自身の体験・エピソードが伝わるものになるわけですね。
 

オカムラ内定者は、こんな学生 ①学生時代に力を入れていたこと

3人は、「課題解決」を共通テーマに成長したガクチカを語ってくれました。そのほかの内定者からもいろいろな学生時代のエピソードが寄せられています。いくつか紹介します。

「ラグビー部で主務やSNSの広報活動など。さまざまな方面から部活に貢献」

「映画や音楽の趣味から海外に興味を持ち、英語を学び、海外に友人ができた」

「アカペラサークルに所属。パフォーマンス体験を通じて、人前に出ることが苦手な自分の殻を破った」

みなさん、サークル活動や趣味も含めて、学生時代にさまざまなチャレンジをして成長してきたことがうかがえます。


企業研究のコツは、企業説明会の情報よりもう少し先を探ること

みなさんの学生生活は、まさにコロナ禍の影響下にあったわけですが、就活に取り組むうえで、どんな点が難しかったでしょうか。
 
坂尾さん
坂尾さん
やはり、インターンも企業説明会もオンラインが中心だったので、企業の実際の雰囲気を知るのが難しかったですね。
岡戸さん
岡戸さん
企業説明会で得られる情報はもちろん、その企業の社員が語る「リアル」を知りたいなと思いました。興味があったのは、入社後、自分がやりたいことができる環境があるのかどうか。オンラインで社員の方と話すことはありましたが、実際に対面して話を聞ける機会があれば、もっとよかったと思います。

そうした制限がある中、オカムラに限らず、企業研究はどんな風に取り組みましたか。
 
坂尾さん
坂尾さん
私は企業説明会での情報をふまえつつ、それ以上の情報収集はインターネットを活用しました。 YouTube、Twitter、Instagram、LINEのオープンチャットなどを目的に応じて使い分けました。就活サイトで社員のクチコミを読んだり、LINEのオープンチャットは企業の選考スケジュールを把握するのに使いました。YouTubeでは、企業情報だけでなく、就職活動の進め方を調べたりもしましたね。

坂尾さんは、SNSも活用されたわけですね。オンライン中心の就職活動において、不足する情報を得るためのSNS活用は、みなさんを含む内定者にお願いしたアンケートでも見られました。宮本さん、岡戸さんは、いかがですか。
 
岡戸さん
岡戸さん
コーポレートサイトや採用サイトは見ましたが、企業発信以外のSNSは、得られる情報の信憑性がわからないので、積極的には使いませんでした。テレビ番組「カンブリア宮殿」でオカムラが取り上げられた回は、中村社長の考え方や、コロナ禍でどう売り上げを伸ばしたかなど、参考になりました。
宮本さん
宮本さん
私もSNSを使う意識がありませんでした。デザイナーという職種で絞って企業研究をしていたからかもしれません。オカムラはコーポレートサイトや採用サイト、たまたま社員の人から聞く機会があり「WORK MILL」のサイトもチェックしました。

なるほど。みなさん、それぞれのやり方ですね。ただ、企業説明会で得られる情報よりも、もう少し深い情報を得るために、それぞれ努力したという点は共通しているようです。オカムラとしても、学生のみなさんが本当に知りたいことを発信していけるように考えていきたいと思います。このサイトはみなさんの就活時にはまだオープンしていなかったのですが、今回いただいた意見を今後の参考にしていきます。
 

オカムラ内定者は、こんな学生 ②就活でのSNS活用について

岡戸さん、宮本さんは、SNSを就活に使わなかったとのことですが、内定者アンケートでは、積極的に活用しているとの声も多数ありました。以下、オカムラに限らず、内定者が就職活動につかっていたSNS・ネットサービスのランキングをアンケート結果から紹介します。

1位:YouTube
2位:Instagram
3位:Twitter
4位:LINEオープンチャット
5位(同率):ONE CAREER(就活サイト)、Matcher(OB訪問サービス)

YouTubeとInstagramの活用が目立ちます。動画でのコミュニケーションが当たり前の世代ですね。企業としてもこうしたプラットフォームで、学生のみなさんが知りたい情報を積極的に発信することが必要なのかもしれません。


学生視点で就活軸と合致した、オカムラの魅力

オカムラの印象についてうかがいます。就職活動を通して、学生の視点から、オカムラの企業理念「オカムラウェイ」でも表現している社会貢献への姿勢についてはどんな印象を持ちましたか。
宮本さん
宮本さん
オフィス環境事業を通じて、働くことに対する価値観について社会に影響を与えられると感じました。私は、学生時代に人間工学や在宅ワークについて学んできました。実際にこれから働くことで学びをさらに深めて、働き方の提案という面から社会貢献ができるのではという印象を持ちました。
岡戸さん
岡戸さん
コロナ禍でオフィスに求められる価値が変わっていく中、常に変化に対応していくことは大事だと思います。変化しながらも、前提として、働く人たちの「想い」を大切にする、という点が魅力だと思いました。
坂尾さん
坂尾さん
私も2人と同じで、働きやすい社会をつくる企業だと感じました。そこが入社したいと思った点かなと思います。

ありがとうございます。では、オカムラのエントリーの決め手になったことを教えてください。
 
坂尾さん
坂尾さん
スーパーでのアルバイト経験で、働くって楽しいんだと思っていました。でもまわりの友人には働きたくないよ、という人もいて(笑)。いろいろな立場の働く人が、みんなそれぞれ活性化する環境づくりを自分の仕事にしてみたいと思ったので、エントリーしました。
宮本さん
宮本さん
先ほどもお話しましたが、私は学生時代に在宅ワークを研究していました。学んできたことを活かすという意味でも、またコロナ禍で社会の変化に合わせ、ピンチをチャンスに変えたと聞いて、働き方を変える提案という仕事が面白そうだと思いました。
岡戸さん
岡戸さん
就職活動のとき、「価値ある空間を提供したい」ということを軸にしていました。思い返すと、働く人を支えたいと思う部分が大きかったです。そのためには、やっぱり環境が必要です。そういう空間を提供する仕事をしてみたいと考えたのが、エントリーの決め手です。

みなさんの就活軸は、「働き方」や「働く場」だったということで、そことオカムラの事業が合致したわけですね。最後に、就職活動を通して、オカムラを深く知って、意外だと思ったことや魅力的に映ったことはありましたか。
 
坂尾さん
坂尾さん
オフィス家具の会社だと思ったのに、スーパーマーケットやスタジアムなどの施設も手掛けていたことです。アルバイト先がスーパーだったので、商環境配属を希望しました。最近はいろいろなお店で棚や冷凍冷蔵ショーケースをチェックして、オカムラのロゴを見つけると、嬉しくなりますね。家族や友人にも、オカムラを紹介するとき、そんな話をしています。
宮本さん
宮本さん
同じく事業領域の広さには、本当に驚きました。インターンシップに参加した際にさまざまな事業を知って、普段の生活の身近なところにもオカムラがあることを知りました。意外でした。
岡戸さん
岡戸さん
私も同じです。大学にもオカムラの机やイスがありましたし、オフィス事業のことは知っていました。でも、例えば物流システム事業などは詳しく知りませんでした。
たしかに、オフィス家具以外の製品や事業は、学生のみなさんに馴染みがないかもしれません。逆に、その事業領域の広さを知ってもらえれば、企業としての可能性をより感じてもらえるかもしれませんね。今日はありがとうございました!

オカムラ内定者は、こんな学生 ③オカムラの印象

3人はオカムラの社会貢献や広い事業領域に企業としての魅力を感じたと語ってくれました。オカムラのどんなところが印象深かったか、その他の内定者の声もアンケートからいくつか紹介します。

「環境に配慮した製品を多く製造していること」
「コロナ禍の在宅ワーク需要で、オカムラ製品の市場がオフィス以外にも広がったこと」
「使われなくなった魚網を素材とした製品など、実際に環境問題に向き合っていること」
「学校や図書館、病院など、公共性の高い施設も手掛けていること」
「物流システム事業の技術が他の企業から評価され、重要な役割を担っていること」

環境問題への対応や公共施設での取り組みが印象的だったという声は、このほかにもありました。学生のみなさんの「関心ごと」として、社会貢献はキーワードの一つなのかもしれません。
 


編集後記

集まってもらった3人の話には、学生のみなさんがオカムラやその他企業のことも、しっかり研究して就活にのぞんでいる真摯な姿勢がありました。いくつか、アンケートからの内定者の声も紹介しましたが、共通するのは、企業に対するまっすぐな視線です。就職活動は、企業が学生を一方的に評価するのではなく、学生から企業も見極められていることを、改めて感じました。彼らが「ガクチカ」で語ってくれた経験は、社会人になったとき、きっと役に立つはずです。オカムラとしては、何をしたか以上に、その背景にある視点や考え方を知りたいと考えています。そのために、私たちもオカムラをもっと知ってもらえるような発信を今後もより心がけたいと思っています。(編集部)
 

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