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オカムラのデザイン、時代とともに変わるもの、変わらないもの

2023.11.14

オカムラDNAタイムライン Vol.7

新たな経営理念「オカムラウェイ」の根底にあるのは、「創業の精神」「社是」「モットー」です。これらは「オカムラDNA」として、いまも私たちに受け継がれています。本企画では、さまざまな事業領域に広がるオカムラのタイムラインから、そんな「DNA」を感じられるストーリーを探ります。それは過去だけではありません。現在はもちろん、未来も視野に。
 

今回のテーマは、オカムラの製品デザイン(以下、デザイン)です。オカムラのオフィス家具をはじめとする製品は、多くの企業や個人のお客様に採用いただくとともに、これまで国内外のさまざまなデザインアワードでの評価も受けてきました。オカムラのデザインに対する考え方や姿勢を、歴史やこれまでの取り組み、製品デザイナーの視点と仕事などから探ります。


オカムラDNAタイムライン ~デザインオリエンテッド企業としての製品デザインの流れ~

デザインオリエンテッド企業としての考え方

オカムラの家具づくりは、創業間もなく、在日米軍向けに受注生産したスチール家具の製造からスタート。「創業当初からオカムラは技術力に加えて、デザイン力にも注力してきました」 そう語るのは、デザイン本部 本部長 辛島隆です。その一例が、1950年代に製造していた自動車・ミカサです。「発表から70年が経っていますが、いま見てもスタイリッシュなデザインです。現在、動く状態にレストアされたミカサが、富士事業所に保管されています」(辛島)
 
デザイン本部 本部長 辛島隆
デザイン本部 本部長 辛島隆

1962年、オカムラは、グッドデザイン賞(Gマーク)※1を初めて受賞。それが「折りたたみイス(2661ZZ)」でした。そこから現在に至るまで、556もの製品がGマークを受賞(2023年10月現在)。「オカムラのGマーク受賞は業界最多です」(辛島)

※1:1957年、通商産業省(現・経済産業省)が「グッドデザイン商品選定制度」として始めた。日本で唯一の総合的なデザイン表彰制度。

歴史を振り返っても、オカムラは製品のデザインを重視してきたことがわかります。「培われてきたデザインとその考え方から、オカムラグループのデザインポリシーが生まれました」 辛島は、そのポリシーには3つの視点があると話します。「まずはクオリティデザイン。お客様にとって真に価値のある製品を追求すること。次にエコデザイン。製品のライフサイクル全体の環境負荷を低減すること。そして、ユニバーサルデザイン。誰もが快適に使用できる製品や空間を創造することです」

形や色の考案がデザインと思われがちですが、オカムラではデザインポリシーからもわかるとおり、それだけでありません。
「オカムラは、人が中心にあることが重要だととらえています。家具は人の心を豊かにする美しい存在であるべきだと私は考えていますし、『人を想い、場を創る。』というオカムラ宣言にもあるように、空間をかたちづくるものだと思っています」(辛島)
 
「使う人を考えて機能を追求していくと、必然的に形も美しくなる」(辛島)
「使う人を考えて機能を追求していくと、必然的に形も美しくなる」(辛島)

オカムラは、自社をデザインオリエンテッド企業、つまり「デザイン指向/デザイン主義」としています。辛島は「デザインオリエンテッド」について、次のように説明します。「デザイン本部では、ものづくりのすべてを広い意味で“デザイン”ととらえています。それを担っているのは、プロダクトデザイン部のメンバーだけではありません。製品や空間提案に関わるすべての人、さらに言えば、オカムラグループの従業員みんなが何らかのかたちで、オカムラの“デザイン”に関わっていると思っています」

また、「オカムラはデザイン面だけで他社と競っているわけではありません」と、辛島は続けます。「私たちは、デザインによって他社との差ではなく、違いをつくります。違いとは、新たな市場につながる発想です」。オカムラは、使う人のことを考え、新たな価値を提案する市場を開拓してきました。その範囲は、製品単体にとどまらず、働く空間や環境まで広がっています。

次からは、オカムラ製品が、どのように考えられ、どのようにつくられているのか、製品デザイナーの視点から探ります。

 


デザイナーの視点①

「原寸大で考え、使いやすさを追求する」井澤晶一

タスクシーティング「Spher(スフィア)※2」と。プロダクトデザイン部 部長 井澤晶一(左)と本部長 辛島隆
タスクシーティング「Spher(スフィア)※2」と。プロダクトデザイン部 部長 井澤晶一(左)と本部長 辛島隆
※2:米国「Best of NeoCon 2023」の「Best of NeoCon 2023」を受賞、FURNITURE部門で「SILVER AWARD」を受賞。

プロダクトデザイン部 部長の井澤晶一は、オカムラのオフィス家具で代表格ともいえる、イスのデザインをおもに手がけてきました。デザインするうえで、井澤が大切にしているのが、1分の1、つまり原寸大で考えること。「人が座ることを考えて、原寸大でデザインします。図面はコンピューター上のCAD※3で書きますが、必ず原寸大で印刷して、実際の大きさを見ます。強度を考えて厚みなども原寸大で確認。今あるイスと並べてみて、それよりも極端に太くなっていないか、薄くなっていないか、などをチェックします」

※3:Computer Aided Designの略。コンピューターによる設計支援ツールのこと。

 

「修正箇所は、原寸大にラインを手描きで。それをトレースします。割とアナログな作業」(井澤)
「修正箇所は、原寸大にラインを手描きで。それをトレースします。割とアナログな作業」(井澤)


「イスのデザインは、働きかたの変化とともに変わってきました。例えば、書類を手書きしていた時代から、パソコンを使うようになって以降、後傾姿勢への対応が必要となりました。素材や脚の本数なども時代とともに変わっています」(井澤)

そうした変化の中でも変わらなかったのが、人を中心にしたデザイン。原寸大のデザイン作業の背景には、人を考えたオカムラのデザインという普遍的な考え方があります。

オカムラのイスに影響を与えたのが、ジウジアーロ・デザイン※4。ジウジアーロが手がけ、2002年にイスのフラッグシップモデルとして発表されたのが「コンテッサ」です。井澤は、コンテッサの登場を次のように振り返ります。「ジウジアーロのデザインは、造形の新しさ、細部へのこだわりなど、当時のオカムラに新しい視点をもたらしました。同時に、これまで以上に時間や費用をしっかりデザインにかけるようになりました」
外部からの刺激は、挑戦的なデザインへのハードルを下げるきっかけにもなったといえます。

※4:工業デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロによって設立されたイタリアのデザイン会社。

「カラーのメッシュのイスをつくりたくて入社。その頃、ちょうどコンテッサ開発の佳境でした(笑)」(井澤)
「カラーのメッシュのイスをつくりたくて入社。その頃、ちょうどコンテッサ開発の佳境でした(笑)」(井澤)


オカムラはデザイン分野の人財育成に力を入れています。デザインを学ぶ人のために、返済義務のない給付型奨学金「JEES・オカムラ次世代育成奨学金」を設立。また、社内ではグローバル人財育成の一環として、デザイナーの海外留学にも取り組んでいます。

井澤自身も、2019年にイギリスのデザインファーム・タンジェリン社に留学経験があります。「20代の若いデザイナーが積極的に意見を言い、プロジェクトを主体的に進めていくのを目の当たりにしました。日本では若手の成長を待つことが多いイメージをもっていたのですが、海外では若くても『自分がこの製品のデザイナーだ』という強い自負のもと仕事に取り組んでいく。当時の私はオカムラ在籍19年目でしたが、大いに刺激を受けましたね」

そんな海外経験の中で井澤がデザインしたのが、「co-comori(ココモリ)」。フェルト製のパネルで囲い、ソファやテーブルを組み合わせて使用するマルチワークブースです。今後のオフィスのあり方や働きかたがデザインの起点となったそうです。「開発当時オフィスのフリーアドレス化が進む中、一方で空間がオープンすぎても集中しにくいという声も出ていました。限られた空間でどれだけ多様な働きかたができるか、適度な集中ができる環境を考えて、デザインしました。もちろん、原寸大で模型を作成し、確認しています」
 

co-comori
co-comori

デザイナーの視点②

「人が使う状況を常に考えてデザインする」 山本崇之

自身がデザインしたオフィスデスク「SOLISTE※5」とともに。パブリックデザイン室の山本崇之
自身がデザインしたオフィスデスク「SOLISTE※5」とともに。パブリックデザイン室の山本崇之
※5:2020年、GOOD DESIGN、GOOD DESIGN(U.S.A.)、reddot awardを受賞

オフィスのデスクも、イス同様に進化してきました。プロダクトデザイン部 パブリックデザイン室の山本崇之は、デスクのデザインをするうえで「いつも人が実際に使う状況を考えている」と話します。

山本は、前述のデザインポリシーの一つ、「クオリティデザイン」をとくに大事にしています。「材料の選定、強度、厚みなど、デザイナーとしてはアイデアを盛り込みたくなります。しかし、製品を使う状況で、本当にこのデザインが必要なのか、この機能はあったほうがいいのか、過剰になってないか、そういう視点で客観的に見るように心がけています」

山本は、「製品が使われる状況とデザインを照らし合わせたとき、盛り込んだアイデアの要不要の判断が甘くなってしまった経験がある」といいます。そのとき、自身がデザインしたデスクが、物流、資源、環境などに対して長期間にわたって大きな影響を及ぼす可能性を強く感じたそうです。

「以前は、SDGsを意識はしていても『自分ごと』とまでは考えられていないこともありました。しかし、デザインはものづくりの工程のスタート地点に位置しています。機能や構成要素、小さな部品ひとつにしても、必要なのか丁寧に判断すること。大量生産される製品を担当するデザイナーとして大切な責任だと考えています」(山本)
 
「デザイナーとしてやりたいこと、必要とされることの乖離は多い。自分を律しながら後者を優先」(山本)
「デザイナーとしてやりたいこと、必要とされることの乖離は多い。自分を律しながら後者を優先」(山本)

例えば、昇降デスク「Swift(スイフト)」は、高さを自由に変えることで、立ったままのワークスタイルを提案した製品。誕生のきっかけは、働く人の健康という側面が注目されるようになったこと。座ったまま長時間過ごすと健康に影響を及ぼす可能性が高いことから、すでに北欧などでは取り入れられていた「立ち姿勢」が注目されました。
 
Swift
Swift

「健康や効率性を意識して、立ちながら働く状況を初めて想定したデスクを開発することになりました」 山本は次のように振り返ります。「それまでの昇降するデスクは、例えば、体の不自由な方向けに天板を下げる機能など、構造的にも重厚なものが多かった。それをオフィスに何十台と並べると周囲の家具とデザインが合わず、重苦しい雰囲気の空間になってしまいます」

そこで、「できるだけ軽快感を維持したデザインで頑丈なもの」「同時に多くの人が使っても安全性が確保されているもの」を念頭に、ゼロからデザインしたのがSwiftです。使う人の体格に合わせ調整し、立ったり座ったりする働き方を、健康や効率、交流という切り口で、製品と働き方両面から訴求しました。

一方、「SOLISTE(ソリスト)」もオフィス環境の変化から生まれたデスクです。フリーアドレスを導入した多くの企業では、仕事の内容に合わせて働く場所を選ぶ「ABW(Activity Based Working)」という考え方も採用しました。
「斜めの天板をもつSOLISTEは、会話しやすいレイアウトも可能。デザインの小さな積み重ねが価値になっていく」(山本)
「斜めの天板をもつSOLISTEは、会話しやすいレイアウトも可能。デザインの小さな積み重ねが価値になっていく」(山本)

「ABWが広まっても、デスクの形は基本的に変わっていませんでした。デスクに備えられてきた引き出しや配線口を必ずしも使わないエリアも多くなってきました。そこで思い切って簡素化して、周りの家具との調和を考えてデザインしました」(山本)
 
SOLISTE
SOLISTE


「強度を確保してなるべく軽快なデザインを目標に、厚みを極限まで薄くしました」 とくに山本が力を入れたのが、天板の薄さ。「通常の天板は25ミリや30ミリですが、SOLISTEでは15ミリを採用。この薄さでも天板の下にフレームがなく、デスクの下で脚を組み替えても、膝が天板に当たらない、使う人の状況もふまえています。薄くして強度を確保するのが難しいため実現まで苦労しました。工場の担当者からさまざまな設計提案を受け、試作を行いました。スチールの中の構造を工夫して、ようやく実現できたんです」
 


デザイナーの視点③

「どんな価値が提案できるのかを意識する」 廣瀬りほ

自身が担当した建材製品「Lives Slide Panel※6」とともに。プロダクトデザイン部の廣瀬りほ
自身が担当した建材製品「Lives Slide Panel※6」とともに。プロダクトデザイン部の廣瀬りほ

※6:2023年、米国「Best of NeoCon 2023」の「Best of NeoCon 2023」、INTERIOR PRODUCTS & SOLUTIONS部門にて「INNOVATION AWARD」と「BUSINESS IMPACT AWARD」受賞、reddot award受賞。

入社4年目のプロダクトデザイン部 ワークファニチュアデザイン室の廣瀬りほは、建材製品※7のデザインを手がけています。廣瀬がデザインをするうえで心がけているのは、新しい価値の提案。「まだ経験は浅いですが、デザインがどんな価値を提案できるか、すごく大事なポイントだと考えています」

※7:建築に用いる資材。オカムラではオフィスの間仕切やパーティションなどを扱っている。

「建材製品を担当してから、俯瞰して働き方全体を考えるようになりました。製品単体だけではなく、スペースデザインやオフィスが入る建築など、幅広い知識を身につける必要性を感じています。同期の空間デザイナーに話を聞いたり、スペースデザインの雑誌に目を通したり、情報収集にも力を入れています」(廣瀬)

「建材製品は専門性が高い。当初は知識ゼロで、打ち合わせの内容も、まるでわからなかった(笑)」(廣瀬)
「建材製品は専門性が高い。当初は知識ゼロで、打ち合わせの内容も、まるでわからなかった(笑)」(廣瀬)

そんな廣瀬が担当した製品が、「Livesシリーズ」の「Lives Post Beam(ライブス ポストビーム)」。オフィス内に“新たな部屋”を設けることができる製品です。開発にはチームで取り組んでいます。プロダクトデザイン部に加えて、企画を建材製品部、設計を富士事業所が担当しています。
 
Lives Post Beam
Lives Post Beam


廣瀬が担当したLives Slide Panelは、走行性の向上がテーマ。従来の移動パネルは車輪部分を見えないように隠していたため、移動させにくさもありました。そこで廣瀬は発想を転換。「隠した車輪をあえて見せて大きく。そうすれば動かしやすくなる」と考えたそうです。さらに車輪を中央に寄せれば、パネルをその場で回転させやすい。段階的にアイデアを積み重ね、機能を中心に考えて生まれたのが、大きな車輪が目を引くデザインのLives Slide Panelです。

実現する上で難しかったのは、パネルのアイコンでもある大きな車輪。廣瀬によれば、車輪は既製品ではなく、ゼロからつくったものだそう。「なんでも社内ですぐつくれるわけでは、もちろんありません。この車輪も、機能やデザインとしての魅力など、さまざまな面から必要性を伝え、チームとして納得して進められるように考えました」

完成までは、設計、企画、製品デザイン各担当者が一緒に考え、試作と検証を繰り返します。「ローラー部のバネを少し強くしたらどうなるかなど、本当に細かいトライ&エラーの連続でした」(廣瀬)

「日常生活で魅力を感じたもの、自分がいいなと思った要素をデザインに取り入れている」(廣瀬)
「日常生活で魅力を感じたもの、自分がいいなと思った要素をデザインに取り入れている」(廣瀬)


走行性の向上とともに、廣瀬が取り組んだのが、パネルの使い方でした。「パネルはLives Post Beam内、どこでも動かせます。モニターを設置しても、電源に縛られないようにしたかったんです。そのために、モバイルバッテリー「OC」を搭載できるようにしました」既存のオカムラ製品を組み込めるようにすることで、パネルの拡張性も向上しました。
働く空間を俯瞰したり、オカムラ製品との連動性を検討したり。廣瀬のデザインの考え方やスタンスがうかがえます。「将来は、オカムラがまだ進出していない市場、まったく新しい働き方などに、デザインの部分で関わってみたいと思っています」(廣瀬)
 


これからの「人が活きる」デザインのあり方

3人の製品デザイナーの話に共通していたのは、「働く人」の存在でした。座ることを考えて原寸大でデザインされるイス、働きかたを考えてデザインされるデスク、働く空間でフレキシブルに活用できるツール。オカムラの歴史で培われてきたデザインへの考え方は、このように継承されています。

では、この先はどうでしょうか。「人が活きる」社会づくりをめざすオカムラにとって、デザインにはどんな役割があるのか、3人に聞きました。

「働きかたが変わると、製品の機能要件も変わります。これからのデザインの役割は、そうした変化に合わせて快適に働けるようにする、最適化だと思っています。とくに使い心地には、こだわっていきたいですね。ちょっとでも使いにくさがあると選ばれないですから」(井澤)

「オフィス家具をはじめ、働く空間で使われるツールは、働きかたや働く環境の変化を受けとめてきました。その変化に対してストレスを軽減し成果を出しやすい環境をつくっていくことが、デザインの役割だと思います」(山本)

「デザイン性の高いものを使ったり、デザインが施された空間で働いたりすることで、テンションが上がりますよね。こんな風に人をポジティブな気持ちにできる力をデザインは持っていると思います」(廣瀬)
 
担当製品もキャリアも異なるが、人を中心にしたデザインの考え方は共通
担当製品もキャリアも異なるが、人を中心にしたデザインの考え方は共通


この先のデザインの役割として挙げられた「快適な使いやすさ」「ストレスの軽減」「気持ちをポジティブにすること」―― デザインの付加価値として、これまで以上にエモーショナルな要素が感じられます。

まとめとして本部長の辛島に、デザインオリエンテッド企業としての姿勢について聞きました。
「時代が変われば、働きかたも変わる。例えばオフィスや病院、店舗、物流倉庫などさまざまな空間の変化に合わせてオカムラが扱う製品のデザインも変わってきました。でも、変わらないのは人が中心にいることです。それは普遍的であり、この先も変わりません。時代の先を予測し、働く環境を真摯に考えながら今後もデザインに向き合っていきます。それから廣瀬も『ポジティブな気持ちにするもの』と話していましたが、デザインは本来楽しいもの。ここは忘れないでいたいですね」


オカムラDNAタイムライン 取材後記

今回、話を聞いた3人が語っていたように、オカムラのデザインは、現在進行形で働きかたの変化に対応しています。これは、時代とともに変わるものです。一方でオカムラ製品を使うのは人である点は変わりません。こうした考え方は、長い歴史の中で継承されてきました。コロナ禍を経てオフィスに人が戻った企業も多いと言われますが、働きかた自体はさらに変化しています。オカムラでは、コラボレーションを重視した働き方の提案をこれまで以上に多様化しています。辛島は、「今後、チームでの働き方に対応した製品や、新しいイスの開発にも、製品企画や工場、営業部門など社内各所とさらに連携し、注力していく」と語っていました。オカムラの製品デザインが、働きかたの変化にこれからどう対応していくのか、楽しみです。(編集部)

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