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新たなECサイトを通じてもっとオカムラの「おもしろさ」を伝えたい

2023.05.30

オカムラで働く人に、仕事へのスタンスやエピソードを聞く「My Okamura Way」。オカムラがめざすのは、「人が活きる」社会の実現です。そこに向けてオカムラのメンバーが何を実践しているのか、担当する業務、働き方について思うこと、仕事以外の生活などについて聞きます。

 

My Okamura Way Vol.2

現在、オフィス環境事業本部 ライフスタイル営業部に所属する武安真由子(たけやす・まゆこ)。2019年に新卒で入社、家庭や在宅ワーク用の製品を扱う部署で、オカムラ製品の販売店向けの営業や、ECサイトの運営にあたってきました。直近では2023年3月にグランドオープンしたECサイト「OKAMURA Lifestyle Store(オカムラ ライフスタイルストア)」にも携わり、今後は販売促進をメインに担当予定とのこと。武安のこれまでとこれからについて聞きました。


コロナ禍をきっかけに個人のお客様に向けた業務に注力

――はじめに入社以来、担当してきた業務について教えてください。

武安真由子(以下、武安):入社後、営業として配属になったライフスタイル営業部(当時インテリア営業部)は、BtoC※業務やECサイト、家庭用家具の企画販売などを行っています。入社以来、販売店営業やECサイト運営といった業務を担当してきましたが、ちょうど入社1年目から新型コロナウイルスが流行して、多くの企業で在宅勤務が広まりました。そこで、オカムラとして個人向け販売をより一層強化することになったんです。

※:Business to Consumer/Customerの略。企業と消費者の取引。企業間の取引はBtoB(Business to Business)

――コロナ禍での急激な市場の変化を受けて、オカムラの事業や働き方が大きく変化しましたね。

武安:そうですね。オカムラは学習机やかつてはシステムキッチンまで、個人向け製品を長く取り扱ってきました。ただ、BtoBがメインの企業ということもあって、個人のお客様には知名度がそれほど高くなかったと思います。
ところが、在宅勤務の広がりによって、個人のお客様からイスやデスクのお問い合わせや購入をしていただく機会が増えました。今までの個人向け製品販売実績があったからこそ、その時は多くのお問い合わせに対応することができたと思います。
ちなみに、 これまで以上に個人の暮らしの多様化に合わせていくため、部署名も2022年1月から「ライフスタイル営業部」へと変更になりました。
 
「配属時、部署では10年ぶりの“新人”。ベテランの先輩たちから多くを学んだ」(武安)
「配属時、部署では10年ぶりの“新人”。ベテランの先輩たちから多くを学んだ」(武安)

――現在は、どのような業務を担当されているんですか。

武安:これまでは、大塚家具や三越といったオカムラ製品の販売店への営業活動がメインでした。ほかには、楽天市場やアマゾンなどのオカムラ直営ECサイトでの掲載内容の検討、製品を購入いただいた個人のお客様からの問い合わせ対応、などですね。つい最近、同じ営業部内で営業から販売促進に異動になりました。今後はECサイトの業務がメインとなっていく予定です。

――仕事の幅が広いですね! これまで取り組んできた仕事で、とくに印象に残っていることは何でしょうか。

武安:大塚家具さんへご提案して、店舗にオカムラ製品をたくさん展示させてもらえたことです。製品勉強会も行い、店舗スタッフの方からは「お客様に『ここはオカムラのショールームですか?』と聞かれるくらい、オカムラ製品の展示が多いし、私たちもオカムラのイスに詳しくなれたよ!」とおっしゃっていただけました。
また、在宅勤務が広まってからは、三越さんでイスを展示し、座り心地を試してもらえるイベントも実施しました。個人のお客様にとってオカムラのイスは、座り心地を試す機会が十分にあるわけではなく、価格帯をふまえると正直購入のハードルが高いです。でも、「よさを理解していただければ購入につながるはず」という想いから提案をしたので、製品に魅力を感じたというお声をいただけたことは、印象深いですね。 
 
「オカムラは法人向けに最適化しているシステムが多い。個人向けへ調整の社内提案も行った」(武安)
「オカムラは法人向けに最適化しているシステムが多い。個人向けへ調整の社内提案も行った」(武安)

――新しい領域へのチャレンジ、かつ入社間もないとあって、いろいろ大変なこともあったのでは?

武安:そうですね。コロナ禍で自分自身も初めて在宅勤務をしていたので、慣れない中でのお客様対応業務は苦労もありました。ECサイトの製品ページに注意書きや多くいただく質問の情報を追加したり、社内の受発注システムも基本的に法人のお客様向けの仕様になっているので、個人向け販売が増える中で見直したりする必要がありました。業務担当者とやり取りしながら進めて、いろいろトラブルもありましたが、お客様からお礼のメッセージをいただいたときは嬉しかったですね。
 

幼少期に空間の影響力を実感。空間やインテリアに携わる仕事へ

――オカムラで働くことを選んだ経緯を教えてください。

武安:幼少期の原体験から、働く人たちの環境をより良いものに変えることができるという観点でオカムラを選びました。子どもの頃に転校が多く、それぞれの場所の違いから、空間が人のモチベーションや寛ぎに大きな影響を与えることを実感しました。とくに通っていた学校で改装があった時は教室の色や雰囲気が変わったことで、自分の気持ちがすごく変わったんですよね。今から思えばそうした体験から、空間提案に携わりたいという気持ちをもつようになったのかもしれません。
 
「空間が人に与える影響を子どものころ実感。仕事にしてみたいとオカムラへ」(武安)
「空間が人に与える影響を子どものころ実感。仕事にしてみたいとオカムラへ」(武安)

学生時代に実感した「自ら行動すること」の重要性

プライベートでは、たまに大学時代から続けるスカッシュを楽しむこともあるという武安。部活でスカッシュを選んだのは、高校のときにバドミントンをしていて、ラケットスポーツに馴染みがあったのと、「大学では新しい競技にチャレンジしてみたかったから」とのこと。
「不器用な性格で最初はできないことが多かった」と話す武安。自分から部活の先輩に教えを乞うことで、だんだんとできることが増えていったと言います。こうした経験から「ちょっとしたことでも自分からの行動で実現できることが増える」という気持ちで物ごとを捉えられるようになったそうです。そのマインドセットは仕事で新領域にチャレンジする姿勢にもあらわれているようです。


「OKAMURA Lifestyle Store」を個人とオカムラの架け橋に

――2023年3月29日にグランドオープンしたECサイト「OKAMURA Lifestyle Store」の運営にも、武安さんは携わっていますね。どのようなサイトなのでしょうか。

武安:個人のお客様にオカムラの「ものづくり」や「働くこと」に対する考えをより深く理解してもらい、ファンになっていただくために立ち上げたサイトです。製品の購入もできますが、これまで他のECサイトで伝えきれていなかったオカムラのものづくりへの想いや、製品開発の背景にあるストーリーを伝えるために、オリジナルの記事を配信しています。たとえば、社員による「推しチェア」紹介や、在宅ワークのコツについてなど。また、より広く「ライフスタイル」を考えるという意味で、好きなことを追求して活き活きと暮らす人への取材記事など、幅広いテーマを用意しています。

――オカムラとしても新しい取り組みですね。

武安:はい。サイトのオープンと合わせて、オカムラのフラッグシップモデルともいえるイス「コンテッサ」発売20周年を記念した「コンテッサ セコンダ」限定モデルは、このサイトのみからの発売としました。発売記念イベントも開催したんですよ。メタバースイベントとして、VRアーティストによるライブを行いました。私もアバターで出演して販売サイトとしての「OKAMURA Lifestyle Store」を宣伝してきました! これも今までのオカムラのイメージとは違った、新しい取り組みだと思います。
 
「コンテッサ セコンダ」限定モデル発売記念のメタバースイベントでジャズライブを開催
「コンテッサ セコンダ」限定モデル発売記念のメタバースイベントでジャズライブを開催

――すごく先進的ですね! 「OKAMURA Lifestyle Store」での武安さんの役割を教えてください。

武安:私が所属するライフスタイル営業部だけでなく他部門とチームを組んでこのサイトを運営していて、記事企画や取材対応は他メンバーがメインで担当しています。豊富なアイデアとスキルを持ったメンバーで頼りにしています。私は、サイトでの販売に適した製品の選定や提案、購入ページやEC機能のブラッシュアップなどを、チームメンバーと相談しながら進めています。
 
「製品を販売するだけでなく、製品のもっているストーリーを多くの人に知ってもらいたい」(武安)
「製品を販売するだけでなく、製品のもっているストーリーを多くの人に知ってもらいたい」(武安)

――これから「OKAMURA Lifestyle Store」をどのようなサイトにしたいですか?

武安:製品を販売するだけの一方通行ではなく、個人の方とコミュニケーションを取れるプラットフォームとして育てていきたいです。「OKAMURA Lifestyle Store」をきっかけに、個人のお客様にもオカムラを知っていただき、たとえば、「自分が没頭できる、大好きな時間を過ごす際にはコンテッサを使いたい」「自分にとって大切な人にコンテッサを贈りたい」なんて思ってくれる人が増えたらいいな…… と考えています。
 

人との出会いで得たことを自分の仕事にアウトプットする

――武安さんにとって、オカムラで働くことは、どんな点が魅力ですか。

武安:いろいろな専門分野を持つ人と一緒に新しいことにチャレンジできることですね。それぞれの知見も取り入れながら自分自身の仕事にアウトプットできることが、自分にとっての価値だと思います。私が所属するライフスタイル営業部がある渋谷の拠点「CO-EN LABO」には、他にオフィス環境事業の支店なども入居しています。席もフリーアドレスなので、いろいろな部署の人とコミュニケーションを取れるところも魅力ですね。
 
「社内の横のつながりもOKAMURA Lifestyle Storeに活かしたい」(武安)
「社内の横のつながりもOKAMURA Lifestyle Storeに活かしたい」(武安)

――社内の人同士のコミュニケーションは、新しい価値が生まれるきっかけにもなりそうですね。オカムラは「人が活きる」社会の実現を目指していますが、「OKAMURA Lifestyle Store」でも個人それぞれが活き活きと暮らすための提案をしているとのお話でした。武安さん自身は、「人が活きる」に対してどんなイメージを持っていますか?

武安:自分の達成したいことに向かってがんばったり、仕事でもプライベートでも自分が好きなものと、関わる人それぞれの好きなものがつながって、よりよいものになっていったりすることですね。

――なるほど。では、武安さんが仕事で「活き活き」するのは、どんなときですか。

武安:私はほめられるとやる気になるタイプなので(笑)。もちろん一番はお客様ですが、今までのやり方を変えて販売店の担当者や、社内の業務や配送、工場のメンバーに「業務処理が進めやすくなったね」「システムがわかりやすくなったよね」と言われると嬉しいんです。
これまでは販売店向けの営業活動がメインでしたが、今後はどうやってオカムラ製品を販売するか、どう伝えるかという部分に関わることがより多くなります。これまで諸先輩方が積み重ねてきた販売店との関係性や、自身が営業活動で対応してきた内容を忘れずに、今後の仕事に活かしていきたいですね。まだまだ勉強中ですので、チームメンバーに迷惑をかけるかもしれませんが(笑)、がんばります。
オカムラのこだわりや知られていない部分はまだたくさんあります。一般的にはそこまで知られていないけれど実はおもしろい、オカムラという会社を「OKAMURA Lifestyle Store」をはじめとした新しい領域で広めていくことにやりがいを感じています。これが、私の「活き活き」するときだと言えるのかもしれませんね。
 

インタビュー後記


オカムラの魅力を個人のお客様にどう伝えていくかという課題に取り組んできた武安。百貨店でのイスの体験会を企画したり、社内システム改善に対応したり。少しの変化でも自ら提案することで、みんなにとってよりよい状況に変えたいという姿勢が感じられます。ちなみに「OKAMURA Lifestyle Store」運営チーム内では「武安店長」と呼ばれているそう(笑)。より多くの個人のお客様にオカムラを知り、好きになってもらいたい。そんな想いが伝わりました。これからの武安店長がかかわる発信が楽しみです。(編集部)


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