オカムラウェイの一環として、「オカムラの人が活きる」ことを目的に、働きがいの改革を推進するプロジェクトとして「WiL-BE」を社内で展開しています。WiL-BEが取り組む4つのアクション 「Human Development」「Work Rule」「Work Smart」「Work Place」のうち、自社の働く場を改革する「Work Place」アクションの一環として、各拠点の移転・改装を進めています。
今回、名古屋にある「MENNOLU LABO(みのるらぼ)」リニューアルを実施しました。MEET(出会い)、INNOVATION(イノベーション)、SOLUTION(解決)のエッセンスを凝縮し、MENNOLU LABOと名付けたオフィス内には、これからの「はたらく」を考える共創空間「Open Innovation Biotope"Cue"(オープンイノベーションビオトープ"キュー")」を併設しています。改装プロジェクトメンバーから、新しくなったMENNOLU LABOを紹介します!
MENNOLU LABOのありたい姿は、「MENNOLU LABOで働くと笑顔になる」です。多様な人が多様な働き方を実現し、笑顔があふれるオフィスにしたい。そんな想いからたどり着いた言葉です。
新しいMENNOLU LABOのコンセプトは「つながる」です。オフィス内のつながりのみならず、人、場、時間、組織、社会など多様な「つながる」を意味しています。
オフィスのエントランスから入ると、ゆったりとしたコミュニケーションのための場があり、そこから奥へ行くほどに集中して働きやすい場へと変化します。カーペットの貼り分けで描かれた、ゆるやかな曲線にあわせてだんだんと変化するゾーニングです。
動線もゆるやかな曲線を描いています。家具の間を縫うような複雑な動線と行き止まりのない回遊性のある動線、また、あえて広く抜いた空間をつくり、狭い場所、広い場所がリズミカルに変化しながらあらわれ、たまり空間ができ、そこでのコミュニケーションを生み出しています。
オフィスで人と人がつながってコミュニケーションが起こるしかけ以外にも、「つながる」工夫がちりばめられています。オカムラウェイ「私たちの基本姿勢 -SMILE-」に触れてつながるしかけは、グラフィックやサイネージを中心に考えました。
地域性を感じられるもの選びからは、地域とのつながりを感じられるようにしています。地域材の使用や地域企業製品を積極的に選びました。中部らしさをこのオフィスで表現し、ワーカーはもちろん、訪れるお客様とも共有できることを意識しながら選定しています。
また、愛知県在住の障害のある作家さんに、中部支社管内の8県にちなんだ絵を描き下ろしていただきました。あらゆる人が活躍できるインクルーシブな社会をめざし、障害のある方のアート活動を支援し、共感していただけるお客様から輪がつながり、広がっていくことを目標としています。
「つながる」というコンセプトは、改装プロジェクトメンバーで「ここでどのように働きたいか」「仕事のやりがいってそもそも何だったっけ?」「どう生きていきたいんだろう」といったことを繰り返し話し合い、たどり着いた言葉です。「つながる」というぶれないコンセプトがあったので、反対意見やプロジェクトメンバー内での迷いを乗り越え、新しいMENNOLU LABOをかたちにすることができました。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、私たちは分散した働き方を強制的に経験することで、結果的にそのメリットを実感しました。同時に、オフィスの重要性をあらためて強く認識することにもなりました。オフィスは偶発的な出会いや雑談をもたらして、知的創造する共創の場です。MENNOLU LABOは「つながる」場としてリスタートし、ここでは働くと笑顔になることをめざしています。
MENNOLU LABOには、オフィス環境事業だけでなく、物流システム事業やパワートレーン事業など、多くの部門のワーカーが集まり、営業や設計・デザイン、業務、現場管理など仕事の種類も多様です。多様なワーカーが「つながる」ことにより、新たな気づきや発見が生まれます。リニューアルの工事が完了してから、ちょっとした声がけやあいさつ、働き方の工夫が見られます。
今後一人ひとりが、多様な働き方を実現することにより、新しいMENNOLU LABOでの笑顔が増えていくはずです。新製品を置いたり、オカムラウェイの訴求を設えに取り入れたこともポイントです。これからもラボオフィスとして実験認証を繰り返しながら、次の改装ではどのような変化が起こるのか、今からとても楽しみです。
MENNOLU LABOのようすはこちらからもご覧いただけます。MENNOLU LABOを起点に、中部地区のオカムラメンバーをはじめ、お客様や地域の皆さんを巻き込み、今まで以上に多くのつながりが生まれ「人が活きる」空間となるでしょう。ご期待ください。(編集部)