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多様な価値観もグローバルな視点も、すべてがワクワクにつながる

2026.04.21
オカムラで働く人に、仕事へのスタンスやエピソードを聞く「My Okamura Way」。オカムラが目指すのは、「人が活きる」社会の実現です。そこに向けてオカムラのメンバーが何を実践しているのか、担当する業務、働き方について思うこと、仕事以外の生活などについて聞きます。

My Okamura Way Vol.22

オフィス環境事業本部 働き方コンサルティング本部 スペースデザイン部 第二デザインセンターで、デザイナーとして活動している酒井 彩乃(さかい・あやの)。オカムラの「グローバル人財育成制度」に応募し、都内での国内語学留学に参加した後、オカムラの子会社であるシンガポールのDB&B Holdings Pte. Ltd社に1年間海外語学留学しました。オカムラはそれぞれの人が興味のあること、得意なことを伸ばしていける環境だと語る、酒井のこれまでとこれからについてインタビューしました。


 


切り替えたり確認したりしながらキャリアアップ

――はじめに、オカムラに入社するまでの経歴について教えてください。

酒井 彩乃(以下、酒井):大学ではプロダクトデザインを専攻し、その中で空間デザインの魅力も学びました。卒業後はイベント会社に就職し、展示会などのブースデザインを行っていましたが東日本大震災などもあり、イベント業に影響もあったため転職を決意。化粧品の会社で、パッケージデザインを含めたブランディングの仕事を一通りやり切った時に、また新たなことにチャレンジしたいと思いました。今度はデザイン関係以外にも挑戦したいと思い、毎日好きなお寿司を食べられるんじゃないかという思いもあって短期寿司職人専門学校に入りました。寿司職人もいいなと思ったんです。

――えっ! 寿司職人ですか?

酒井:まあ、私の自由気ままな性格もあるんでしょうけれど。楽しそうだと思ったことに首を突っ込むタイプですから。それで海外で寿司職人をする道も探りましたが、すぐに職人になって渡航するにはビザの関係も含めて結構ハードルが高かったんです。どうしようかと思いデザインの会社も検討していたら、以前に就活で見かけたことのあるオカムラという会社が目に留まりました。調べてみると、私が思うよりもオフィスデザインがカジュアルになっているのが印象的で興味を惹かれて応募し、2019年にオフィスのスペースデザイナーとしてオカムラに入社しました。

――面白いですね! 上手に切り替えながらキャリアアップされている印象を受けます。

酒井:一度お寿司の世界を体験してみてやっぱりデザインがいいなとか、そんな確認作業にもなっていたかもしれません。そういう意味ではオカムラの人財育成の「オカムラキャリアジャーニー」はいいですよね。社内において「チャレンジ制度」などで新たな職務に挑戦できるのもすごくいいと思います。人を活かすことのできる制度であり会社だと思いますね。とても従業員に寄り添ってキャリア支援している感じがします。

――もうインタビューの締め括りみたいですね(笑)。ありがとうございます。そうするとオカムラ入社前の経験が、今に活かされている面もありそうですね。

酒井:あまりオフィスにとらわれていない経験が、逆によかったかもしれませんね。それに人とのつながりが与えてくれたものはとても大きくて、以前の会社の人たちとは今もよく会ったりします。この後お話しするシンガポールにも訪ねてきてくれましたし、そこからまた新しいつながりも生まれました。
働き方コンサルティング本部 スペースデザイン部 第二デザインセンター 酒井 彩乃
働き方コンサルティング本部 スペースデザイン部 第二デザインセンター 酒井 彩乃

――現在は、どんなお仕事をされていますか?

酒井:私はスペースデザイナーとして、オフィスのことだけではなく幅広く新しい働き方などを提案しています。食堂をデザインしたり、大学内のコワーキングスペースに携わるなど、カフェやラウンジ要素のある空間も多く手掛けています。働く場所がオフィスに限定されない時代ですから、どこでも仕事の舞台になり得ると感じています。また、オカムラのお客様向け展示会、社内オフィスなども担当させてもらいました。
 

表現方法や長期的視点などさまざまなことを学んだ

――それでは、インタビューの本題である「グローバル人財育成」のお話に移ります。社会人になるまでに、海外で過ごした経験はあったのでしょうか?

酒井:父の仕事上海外転勤があり、家族で付いて行って一緒に暮らすこともありました。ただ、幼い時期であり、通学も日本人学校でしたから英語は全然使う機会がなく、以前から英語をしっかり学んで話せるようになりたいと思っていて、グローバル人財育成制度に応募しました。

――選考の結果、育成対象に選ばれて、最初は都内で3カ月ほどの国内語学留学のプログラムに参加したのですね。

酒井:書類選考、スキルチェック、面接を経て、国内語学留学に参加しました。とても久しぶりに学生の気分を味わって、プリントを後ろの席の人に渡すという流れが懐かしすぎると思いました(笑)。オカムラ向けの特別プログラムで、私が参加したときはトータル8名が2クラスに分かれたので、少人数で集中して取り組めたと思います。
 

「一つひとつの内容が濃くて、いろいろなことを考えさせられたオカムラの『グローバル人財育成制度』でした」(酒井)
「一つひとつの内容が濃くて、いろいろなことを考えさせられたオカムラの『グローバル人財育成制度』でした」(酒井)
――その後、オカムラの子会社であるシンガポールのDB&B Holdings Pte. Ltd社(以下「DB&B」)に留学されました。

酒井:オカムラによる完全子会社化から間もないタイミングの2024年10月から2025年11月までシンガポールにいました

――シンガポールと言えば多民族・多文化共存の国というイメージがありますが、そうした中でDB&Bはデザイン性の高いオフィスの内装設計や特注家具の開発に強みを持つ会社だと聞いています。職場はどんな雰囲気でしたか?

酒井:40名ほどの会社で、デザイナーは15名くらい。国籍はさまざまで、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、インドネシア、タイ、香港など中国系の方もいました。私に対しては日本人というよりも出身や国籍は関係なく、新人という感覚でフランクに接してくれて、「ご飯行こうよ」と気軽に誘ってくれたりもしました。オカムラからの日本人デザイナーは私が歴代3人目でしたから事前に情報交換もできていて、不安要素はあまりなかったですね。言葉は、私と話す時や会議は英語にしてくれていましたが、中国語も多かったですね。私は中国語を話せませんが、特に困るようなことはなかったです。

――シンガポールのスペースデザインに関する印象はいかがでしょうか?

酒井:色味の使い方など、日本とはかなり違う印象を受けましたね表現がダイナミックだったり、有機的なカーブを用いたり。もちろんクライアントの会社に合わせることはするのですが、例えば「日本らしさ」というテーマでデザインする時も、私の感覚と違うところはありました。京都の紅葉と桜が混じっている景色をグラフィックに入れていて、私は「これでいいのか?」と思ったのですが、それで「コンペに勝ったよ!」と言っていたので、よかったんだと思いました(笑)。たまたまそういうケースがあった、ということかもしれませんが。

――DB&Bへの留学で得たものはどんな点ですか?

酒井:「海外視点」というものに肌で触れることができ、以前よりも海外をグッと身近に感じました。例えばシンガポールでは自然と共生するバイオフィリックデザインがとても進んでいて、国家戦略としても緑化のルール決めがなされています。地球温暖化なども見据えた未来の都市計画も進み、それが今後の世界的なスタンダードになって行くんだろうなと感じたりもしました。私は日本では、来年、再来年竣工のオフィスのことをずっと考えていましたが、もっと先のことを考える視点を学びましたね。日本での短いスパンのトレンドではなく、AIも活用して何十年後を見据えたような長期的な視点が衝撃的でした。ワクワクするというか興味が湧きましたし、自分で考える大きなきっかけにもなったと思います。未来予測に関して、アイデアの可能性があることも改めて感じました。
「オカムラと言えばイスというのはシンガポールでも浸透していて、フリーアドレスだけれどオカムラのイスだけ移動させて取り合いみたいになるケースもあるようです(笑)」(酒井)
「オカムラと言えばイスというのはシンガポールでも浸透していて、フリーアドレスだけれどオカムラのイスだけ移動させて取り合いみたいになるケースもあるようです(笑)」(酒井)

中学校の同級生からも広がった友達の輪
芸術やスポーツなど、アクティブな休日からの刺激も

「中学校の同級生がシンガポールで就職していて、いろいろな人を数珠つなぎに紹介してくれたので、体験の幅がとても広がりました。また、私自身もシンガポールにいる間はチャンスなので、どこかへ行くことに“NO”と言わないと自分でルール決めをして実践しました。そのおかげでさまざまな職種の方々に出会いましたし、人とのつながりができましたね」と語る酒井。1年間という短い期間の中でも、多くの展示会、イベント、ワークショップ、美術館などへ出かけた。また「周辺のアジア各国がとても近いので、タイやマレーシア、インドネシアなどにも出かけました。日本だと初めて会った人たちと海外旅行には行かないと思いますが、日帰りでそれこそ東京から箱根へ行くくらいの感覚で行けますし、それが滞在の楽しさのきっかけにもなったと思いますね。それまでは自分の心の中で勝手にハードルを上げていたのですが、行こうという気持ちがあれば、いつでもどこへでも行けるんだという気づきがありました」


                                 

 

何か新しいことをすると仕事にも「活きてくる」

――それでは今後の希望や、これからやってみたいことについて教えてください。

酒井:とにかく新しい取り組みをする際はワクワクしますね。今回の海外経験も本当にありがたいことでしたけれど、今まで自分が仕事上であまり海外に目を向けていなかったと痛感しました。これからは海外のワークプレイス事例や、働き方の考え方を、もっと意識を持って見てみたいです。多様な価値観も大切にして、北欧やアメリカのデザインの要素なども参考にしていいのかなと思っています。

――何か印象に残っている言葉などはありますか?

酒井:DB&Bでデザイナーのリーダーが同僚に言っていた「デザイナーは、デザイナーであれ “Designers should be designers.”」っていうとてもシンプルな言葉ですね。営業やPMのメンバーがいるのだから、あなたができる仕事に注力しなさい。それ以外は周りがそれぞれの役割を果たし、フォローもするから、といったことでしたね。自分の幅を広げる体験が多い中で、逆に中心を見つめるような、いつでもそこに立ち返ることのできる気持ちになったような言葉でした。マルチに動ける人が評価されがちな中で、それぞれの役割や信頼がありチームだということに改めて気づいた一言でした。

――多くの新しい体験の中で、明日につながるような「活き活きする」ヒントがたくさんあったようですね。

酒井:そうなんです。自分のモチベーションとして、仕事以外でも何か一つ新しいことをすると、それが本業のデザインにも活きてきます。本来の自分から離れたところにあるものでも、それを何らかの要素として取り入れることはできますからね。

――オカムラのパーパス「人が活きる社会の実現」には、どんなイメージを持っていますか?

酒井それぞれの個性が尊重される会社や社会のイメージがあります。オカムラ自体も、好きなこと、得意なこと、興味あること、できそうなことを積極的に声にしていけば、それを伸ばしやすい環境だと感じます。もし私が部門で「こんなことをやってみたいです」と話したら、頭から「そんなのダメだよ」と否定されることはないでしょう。私はとても可能性のある会社だと思っていますし、世界各地に拠点がありますからグローバルな規模で仕事をできるチャンスもあります。将来的にいろいろな道がある会社だと思います。

――とても明るくて前向きな言葉の多いインタビューでした。最後に、後輩の皆さんに向けて一言お願いします。

酒井:私は「まぁなんとかなるか」というメンタリティで行動している気がします。今までもそうだったし、DB&Bに行っても結局なんとかなりました(笑)。新しいことをしたり新しい場所に踏み出すことには緊張などもあると思いますが、困った時や必要な際は周りの人に相談し助けてもらいながら進んでいけばいいと思っています。
 

インタビュー後記

「なんとかなる」という言葉に集約されるように、恐れずに進んでいけば人とのつながりも生まれるし誰かが助けてくれるという、柔らかな勇気の湧いてくるようなインタビューでした。自分自身を「そんなにキラキラしているタイプではない」と言う酒井でしたが、言葉や表情の一つひとつは飾らない明るさにあふれ、誰もがこれからのヒントとして考えられるような数々の示唆にあふれていました。オカムラの「グローバル人財育成制度」が、多様な人が多様に活躍できる育成制度であること、活き活きの種がグローバルに拡がっていることが伝わるインタビューとなりました。(編集部)


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