企業パーパスに「人が活きる社会の実現」を掲げるオカムラ。この「オカムラを知る!」では、オカムラグループのさまざまな取り組みを紹介していきます。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに2025年4月13日に開幕、10月13日まで開催している大阪・関西万博。オカムラは「催事」と「展示」2つの面から出展しました。事業部を超えた共創で、「人が活きる社会の実現」を目指すオカムラらしさを広く発信する機会になりました。
今回は出展時の様子をお伝えします。またオカムラに興味を持ったり関わりがあったりする学生の皆さんが、催事と展示を見学し感想を寄せてくれました。事務局メンバーのWORK MILL統括センター 前田 英里から紹介します。
WORK MILL統括センターの前田です。これまでこのサイト「Okamura Live : )(オカムラライブスマイル)」では、数回にわたってオカムラの万博プロジェクトをご紹介してきました。そして、2025年4月。普段の業務も肩書きも超え、本当にたくさんのオカムラメンバーが協力しながら準備を進めてきた「ザ・オカムラ座」と「キモチキオスク」が、ついに本番を迎えました!
大阪・関西万博の会場では、小さなお子さんからご年配の方まで、日本をはじめ世界各国からの来場者が「ザ・オカムラ座」を観劇し、「キモチキオスク」を体験。訪れる方の中には、これからの社会を担っていく学生の姿も多く見られました。
そこで今回は、当日のレポートに加え、学生たちが「オカムラ×万博」を実際に体験して感じた素直な気持ちをお届けします!
ザ・オカムラ座 旗揚げ公演「12人のとびだす会社員」
会場:大阪・関西万博会場内「ポップアップステージ東内」
出演者12人全員が主役で自分役の演劇、「ザ・オカムラ座」。同じような日々を繰り返す会社員たちが、徐々に「こんなふうに働いてみたい」「本当の自分を出してみたい」といった想いをさらけ出していく物語です。本番の舞台は、天気も含めこれ以上ないほどのコンディション。出演者、サポートメンバー、そして協力いただいた全ての方の想いをのせて、最高のパフォーマンスが行われました。
今回の旗揚げ公演は、昼と夜の2回を合わせて700名以上の方が観劇!単なるフィクションではなく、一人ひとりの普段の働き方や想いを背景に練り上げたからこそ光るリアルな表現や、随所にほとばしる本気の熱量が、観る人を強く惹きつけていました。
素直なキモチを交換できる、7日間限定のお店「キモチキオスク」
会場:大阪・関西万博会場内「フューチャーライフヴィレッジ内」
※写真:Keisuke Oana (Smiles:)
コンビニエンスストアのような展示空間にズラリとならぶのは、「ありがとさんキューブ」「この前はご麺」といったメッセージが込められた全46種類の商品たち。来場者は、家族や友達などの相手を思い浮かべながら、その人に伝えたい気持ちを表す商品を棚から選びます。そして最後は、レジで互いの気持ちを交換!
※写真:Keisuke Oana (Smiles:)
ご夫婦が「ずっといっショコラ」を選び合って、はにかみながら嬉しそうに目線を交わしたり、心に秘めていた「好き」を伝えてカップルが誕生したり。こちらでは書ききれないほど多くの心動く瞬間が生まれました。
キモチ交換を体験したお客様は、なんと7日間で約3,000組、計7,000人以上!「楽しかった~!!」と口にしながらお店を出ていく方も多く、この1週間を通して、当初の想像をはるかに超えるたくさんの笑顔と出会うことができました。
学生から見た「オカムラ×万博」
今まさに就職活動中の方を含め、次世代の働き方や生き方をつくっていく学生の目には、今回のプロジェクトはどのように映ったのでしょうか。実際に万博会場で「ザ・オカムラ座」と「キモチキオスク」を体験した学生の皆さんに、現地で感じたことや気づいたことについて聞きました!関西学院大学 社会学部 社会学科3年
【ザ・オカムラ座】
それぞれの主人公が、仕事を超えて「自分らしさ」を体で表現しており、これからの縛られない働き方への期待と、働くことの自由さを感じました。私自身も自分らしく働ける環境を選びたいと思いました。
【キモチキオスク】
言葉にしづらい感謝や思いを「商品」で伝え合う仕組みがとても素敵だと感じ、母親に普段の感謝の気持ちを伝えました。テクノロジーが進む今だからこそ、人間らしい温もりのある体験が心に響きました。
東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科 修士2年
【ザ・オカムラ座】
仕事と生活を分けるのではなく、職場でも自分らしさを表現することの大切さを学びました。就職活動中の私は、面接で会社に合わせた言葉ではなく本音を伝えることが重要だと気づきました。オカムラの「人が活きる社会」という理念が体現された、心に残る体験でした。
【キモチキオスク】
日頃言葉にできない感情を、商品という形で交換する斬新さに感動しました。
岡崎 心里さん、小林 みうさん、玉井 日菜さん、山本 琉加さん ※五十音順
【ザ・オカムラ座】
自分らしさを見失いそうになる働き方から解放された、活き活きとした自分を思い切り表現されている姿がとてもカッコよかったです。「こんな私でいたい!」を表現することができ、そして、仲間の自分らしさを尊重し合えるような職場が、「人が活きる社会」をつくっていくということを実感しました。どのような職場なら自分らしく、活き活き楽しく働けるかな……と深く考えるきっかけになりました。
【キモチキオスク】
普段相手には直接言えない気持ちを、「商品を使って伝える」という新しい気持ちの伝え方を体験できたことが新鮮でした。同じゼミで1年間を過ごした仲だからこそ、最初は商品を選ぶのが照れくさく感じたものの、ユニークな商品が多く、いつの間にかワクワクしながら選んでいました。 お会計の際、相手と同じ出来事を思い浮かべて、同じ言葉を選んでいたときはびっくりしました!たくさんある商品のなかで、2つの商品が同じだったため、心通じて合ってるかも!?と思えたことがとても嬉しかったです。相手のことを思い、また相手も自分のことを思って選んでくれた言葉がとても心に残りました。
学生の皆さんが届けてくれた声からもわかるように、この万博プロジェクトは、オカムラのパーパスの中心にある「人が活きる」とは何なのかを多くの方に感じてもらう貴重な機会となりました。何より、たくさんのオカムラメンバーが強みを出し合い、弱さを補い合いながら進んできたこの道のりが、まさに「人が活きる」の実践なのではないかと思います。
そして、「ザ・オカムラ座」「キモチキオスク」はここで終わりではありません!むしろ今回がスタートであり、未来は無限大です。第2弾に続くかもしれないし、次のプロジェクトへ継承していくかもしれません。これからもオカムラが考える「人が活きる」の可能性を、オカムラの従業員自身が発信していきます。