カテゴリー

本サイトについて


TAGS


ABOUT

社内システムの運用保守業務を表彰!情報システム部「MACADEMY AWARDS」

2025.03.18

「人が活きる社会の実現」を目指す、株式会社オカムラ。ここでいう「人」は、世間一般の人々、顧客、そしてオカムラで働く私たち自身も含みます。このシリーズでは、「人が活きる」組織となっていくための、オカムラの進化や変革にスポットをあてて紹介します。

オカムラでは経営基盤の強化に向けたテーマの一つに「人財育成と働きがいの向上」を掲げ、オカムラグループを挙げて取り組んでいます。会社全体で進めるさまざまな学びの場や制度の整備はもちろんのこと、ボトムアップとして部門ごとに所属メンバー自身が働き方をブラッシュアップし、エンゲージメントを高めていく取り組みも生まれています。そんな事例の一つが、情報システム部の部内表彰制度「MACADEMY AWARDS(マカデミーアワード)」です。

情報システム部はオカムラグループのシステム部門として、全社の業務改革、改善につながるシステム構築・運用などを行っています。多くの企業同様、オカムラでもパソコンを使って業務を行う従業員は全員お世話になっている部門です。情報システム部で担当する多くのタスクの中でも、特に運用保守業務に携わる従業員を表彰しよう、という部内取り組みが「MACADEMY AWARDS」です。情報システム部のメンバーより紹介します。


情報システム部ITマネジメント課井上 真哉
情報システム部
ITマネジメント課
井上 真哉
井上 真哉(いのうえ・しんや)
情報システム部 ITマネジメント課

ITに関する投資管理、人財育成を担当している。オカムラ従業員の働きがい向上に向けた全社プロジェクトWiL-BE2.0の「Work Smart」アクションにも情報システム部から代表して参画。「デジタル活用で生産性を向上し、より創造的な仕事にシフトさせる」をテーマにDX戦略部と連携し、さまざまな施策検討・導入を担当中。
プライベートでは、小学生の子どもが2人(11歳と9歳)おり、それぞれがハマっているゲームを一緒に楽しんでいる。

情報システム部の部内表彰制度「MACADEMY AWARDS」

情報システム部の井上です。今日は部門内の表彰制度「MACADEMY AWARDS」について紹介します。まずは、部門で表彰を設けることになった背景からお伝えします。
情報システム部のメイン業務には「業務システムの導入」と「導入したシステムの運用保守」があり、システム運用保守の具体的な仕事は、以下のような内容となっています。
「問い合わせ」:システム利用者からの問い合わせ(利用方法、エラー発生、利用者への権限付与など)
「調査」:システムエラーが起きた際の原因調査
「恒久対応」:システムエラーが再発しないように修正する 
運用保守はこれまで導入担当者が引き続き行うことが多く、いわゆる「個人商店化」してしまうケースもあり、組織全体での状況把握が難しいという課題がありました。
この対応策として、2019年より全システムの運用保守をタスク管理するツールを導入。情報システム部全体で抱えているシステム運用保守関連タスクの総量や対応状況を一元管理できるようにしました。
情報システム部の入居するオフィス「Digital Villa」。フリーアドレスを採用
情報システム部の入居するオフィス「Digital Villa」。フリーアドレスを採用

一元管理を行うことで、負荷状況の把握や対応が滞っているタスクのフォローを行いやすくなりました。また管理ツール導入により、メンバーごとの対応件数や内容などがわかるようになりました。そこで、これを機に運用保守に携わるメンバーの表彰制度を設けることになったのです。
というのも、運用保守は地道な作業も多く、つねに対応し続ける必要があります。日々全社システムの基本を支える業務に携わる部門として担当者へ表彰の機会をつくることで、メンバーが日々頑張る姿を部内で共有し、さらなるモチベーション向上にもつながれば、という想いがありました。

表彰の対象は「問合せ・調査」「恒久対応」「総合(問合せ・調査と恒久対応)」の3つとしています。タスク管理ツールでカウントする内容をポイント化することで、一番ポイントを取得したメンバーを選出し、対象ごとにどれだけ取り組んできたかを評価します。
2019年よりスタートし、月次表彰のほか、年末に「年間MVP」を選出しています。表彰式は年末の最終出勤日に開催する一大イベントとなり、毎年盛り上がっています。ちなみに、タスク管理ツールは部内メンバー発案によりニックネームを付けようということで、部内で「macaron(マカロン)」という愛称で呼ばれています。表彰制度のタイトルは、「macaron」の頭文字「M」と「Academy」(某有名映画賞の名称をイメージしました)をかけあわせた造語から「MACADEMY AWARDS」になりました。年間MVP受賞者には賞品としてお菓子の高級マカロン(笑)などを贈呈しています。
 

「MACADEMY AWARDS」年間MVP受賞者の声

2024年12月発表の第6回「MACADEMY AWARDS」で年間MVPを受賞したメンバーにコメントをもらいました。

情報システム部販売支援システム課千葉 美鈴
情報システム部
販売支援システム課
千葉 美鈴
千葉 美鈴(ちば・みすず)
情報システム部
販売支援システム課

販売領域システムの開発・保守を担当しています。
受賞を受け、対応件数としてみると想像以上に多く驚きましたが、対応履歴を残すことで情報システム部内での知識共有・蓄積に貢献でき、嬉しく思います。一方でユーザーの皆さんにとっては問い合わせせずともシステムを利用できるのが理想だと思うので、システム改善にも注力したいです。今後は、システムのUI/UXを改善し、見やすく、直感的に操作できるシステムを開発していきたいです。
情報システム部SCシステム一課白川 美穂
情報システム部
SCシステム一課
白川 美穂
白川 美穂(しらかわ・みほ)
情報システム部
SCシステム一課

品質関連、購買・施工関連などのシステム開発・保守を担当しています。
年間MVP受賞というかたちで日々の業務を評価していただけてうれしく思うのと同時に、受賞するほど問合せ・恒久対応をしていたのかと驚きました。小さなシステム修正が多いですが少しでも使いやすいシステムになっていればいいなと思います。改善は別として問合せや不具合は少ない方がいいので、引き続き恒久対応を進めていきたいです。
今後は、効率的に対応を進められるように業務担当範囲の資料作成をしたいと考えています。調査や改善方法の検討に時間がかかるうえに考慮漏れが発生することもあったため、担当領域のシステム処理の流れがつかめるようなものを用意できないかと思っています。

「人が活きる組織」実現を目指し、一人ひとりが活き活きと働けるように

「MACADEMY AWARDS」はシステム運用保守ツール導入による可視化などの効果を広く共有し、また携わるメンバーのエンゲージメント向上につながる取り組みとして今後も続けていきます。表彰制度を設けたことをきっかけに、年間MVP獲得をモチベーションに日々の業務に励む若手従業員が現れたり、表彰式を見た新入社員から「来年は自分が年間MVPを取れるよう頑張りたい」という声も出てきており、嬉しく感じています。

課題としては、業務システムの構成要素は利用者が直接触れる「アプリ」とアプリを動かす土台となる「インフラ」に分けられますが、実は今回紹介した運用保守の一元管理は「アプリ」領域だけの話で、「インフラ」は今はまだ別の仕組みで管理しています。これらを統合して、運用保守業務を全体で一元管理できるようにしたいです。
またツール導入から6年が経ち、アプリ運用保守に関するデータが蓄積されてきました。オカムラ社内のAIChatと組み合わせて、日々社内から寄せられる問い合わせに自動回答できる仕組みを作ることで質問への対応数を減らしていき、新しい業務にチャレンジする時間を増やしていければと思います。

オカムラのパーパス「人が活きる社会の実現」にむけ、情報システム部としては、ITシステムの利用者や、その利用者の先にいるオカムラのお客様はもちろんのこと、情報システム部で働く私たち自身が活き活きと働く環境づくりも大切にしていきたいと考えています。


「人が活きる社会の実現」を目指し、オカムラ従業員一人ひとりが活き活きと働くために、ボトムアップでのさまざまな取り組みが生まれています。そのなかから、全社での表彰制度は複数ありますが、部門内でも表彰を設けているという事例を紹介しました。頑張る姿を目に見える基準で表彰し、広く共有する情報システム部の「マカデミーアワード」。表彰対象となっている、社内システムの基盤を支える運用保守のように、スタッフ含め、すべての業務があってこそオカムラグループの継続や新規事業へのチャレンジが成り立たっています。社内さまざまな業務とよりよい組織に向けての自発的なアクションをこれからもご紹介していきます。(編集部)

OKAMURA 新卒採用情報

TAGS