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神奈川経済同友会主催「第20回神奈川産学チャレンジプログラム」参加

2025.03.07

企業パーパスに「人が活きる社会の実現」を掲げるオカムラ。この「オカムラを知る!」では、オカムラグループのさまざまな取り組みを紹介していきます。
オカムラでは、社内外でさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。今回は、神奈川経済同友会の会員企業と県内の大学による産学連携の人材育成を目的とした課題解決プログラム「神奈川産学チャレンジプログラム」への参加について紹介します。


神奈川産学チャレンジプログラムとは

このプログラムは、神奈川県内に拠点を持つ大学と神奈川経済同友会の会員企業・団体が協働し、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究コンペです。
企業が抱える経営課題に対し、学生のチームが自主的・能動的に研究を行い、実践的で独創性のある解決策をまとめて研究レポートを制作します。企業や団体による審査を受け、優秀とされた研究レポートについては賞状と賞金の授与によりその栄誉が称えられます。
実社会の生きた課題に取り組むことで学生の問題解決能力の向上が期待されるとともに、ユニークで斬新な視点を取り入れた提案は企業にとっても事業のヒントとして活かせる好機となります。オカムラは昨年に続き、2回目の参加となりました。


課題「“何度も訪れたくなる”新たな商業空間のカタチ」

産学連携の取り組み「神奈川産学チャレンジプログラム」のスケジュールとしては、4月に学生のチームが、企業が提示する課題いずれか一つを選びエントリーします。企業による説明会の開催やレポート作成にあたり疑問点のやりとりなどを経て、学生チームが9月に課題解決に向けたレポートを提出。10月に企業によるレポート審査とプレゼンテーション審査(任意)を経て各企業ごとの入賞チームが決定します。12月に表彰式が行われます。

オカムラとして2回目の参加となった今年、店舗向けの商品陳列棚や冷凍・冷蔵ショーケースなどを展開する商環境事業部が窓口を担当しました。学生の皆さんへ提示した課題は「オカムラの持つ強みを活かした、“何度も訪れたくなる”新たな商業空間のカタチを考える」。参加する学生に商環境事業を知り、そして理解を深めてもらうことを目的に、このテーマを設定しました。また学生に向けた教育活動への参加を社会貢献の一環として位置付けています。

説明会ではオカムラを知ってもらうためSR見学会も実施
説明会ではオカムラを知ってもらうためSR見学会も実施

オカムラのテーマを希望した多くのチームから、チーム選抜・説明会を経て4チームにレポート作成に取り組んでもらい、3チームがレポート審査とプレゼンテーション審査の対象となりました。

2024年10月23日にオカムラにて行われたプレゼンテーション審査では、地域との連携や体験型店舗など、さまざまな提案を各チームのメンバーがそれぞれの言葉でしっかり伝えていました。オカムラの事務局メンバーからは新鮮な視点へのコメントや質問が寄せられました。

プレゼンテーションの様子
プレゼンテーションの様子

オカムラの受賞チームとしては最優秀賞:明治大学、優秀賞:東京都市大学、特別賞:青山学院大学という結果となりました。

最優秀賞を受賞した明治大学のチームは、災害や脱炭素社会、森林保全といった社会課題をふまえたうえで非常時は炊き出しに展開できるグローサラント※1 や食品ロス削減に取り組むカフェなどを提案。
フェーズフリー※2 や子どもたちへの環境教育の概念などを取り入れた学生の皆さんの視点は、オカムラのメンバーにとっても、業務につながるヒントをもらう機会にもなったようです。

※1 スーパーマーケットにレストランのようなスペースが併設されている施設で、食材を調理してその場で食べられる飲食業態
※2 日常時と非常時の境界を取り払い、どちらの状況でも活用できる商品やサービスを提供する防災概念


参加した学生の皆さんからは
「難しいテーマにいかに忠実に答えるか、皆で全力でぶつかって一歩ずつ進んでいけました」
「ビジネス視点で物事を考える難しさを実感しました 」
「今回さまざまな視点で物事を考え、仲間と討論した経験は、社会に出てからも必ず活かせると確信しています」 
「オカムラの方々にアドバイスをいただきつつ、楽しみながら全力で取り組むことができました」 
こんな声が聞かれました。

また12月17日にはパシフィコ横浜にて表彰式が実施され、各入賞チームの学生、大学関係者、企業関係者などが参加。表彰状授与や代表チームの発表が行われました。

12/17パシフィコ横浜にて行われた表彰式の会場にて。オカムラの最優秀賞・優秀賞を受賞したチームも参加
12/17パシフィコ横浜にて行われた表彰式の会場にて。オカムラの最優秀賞・優秀賞を受賞したチームも参加

オカムラ担当者の声

オカムラ担当者からのコメントを紹介します。
商環境事業本部店舗デザイン部プロジェクトデザインセンター大石 由布子
商環境事業本部
店舗デザイン部
プロジェクトデザインセンター
大石 由布子
大石 由布子(おおいし・ゆうこ)
商環境事業本部 店舗デザイン部 
プロジェクトデザインセンター


「オカムラの強みを活かして、新たな需要創出を図りたい」そんな思いを込めて設定した難しいテーマでしたが、大学で学ばれている専門知識を活かして、高い調査力・分析力を持ってさまざまな視点からのご提案をいただきました。また、学生の皆さんのオカムラへの熱い想いを感じられたことや、深く知ってもらえたこともオカムラ社員としてとても嬉しかったです。
この取り組みを通じて、個性溢れる事務局メンバーと対話を重ねられたことも刺激的でしたし、改めて自身もオカムラの取組みや強みを知り、今後の目指すところを考えるきっかけともなりました。

神奈川産学チャレンジプログラムへの参加は、学生など若い世代にはまだ認知が高いとはいえないオカムラについて知ってもらうきっかけにつながり、学生視点からの新鮮なアイデアをインプットする機会でもあります。
また神奈川県に本社をはじめ多くの拠点を持つ企業としての次世代育成支援という面からは、広い意味でオカムラが目指す「人が活きる社会の実現」に向けたアクションの一つに位置づけられます。オカムラはこれからもそれぞれの地域での「人が活きる」状態に貢献できる機会に、積極的に参加していきます。


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