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メーカーがメタバース参入!? オカムラのバーチャル世界への取り組み

2024.10.18

予測が難しく、変化が著しい現代。次々と生まれる新しいニーズや課題に素早く柔軟に対応するためには、デジタル技術を活用して、社会の変化に合わせてトランスフォーメーションを行うことが欠かせません。経営理念「オカムラウェイ」の根幹にある「人が活きる」という考えに基づいた、オカムラのDX戦略や取り組みをご紹介します。

オカムラといえばオフィス空間の提案やオフィス家具製造の会社というイメージを持っていただくことが多いですが、実は商環境事業、物流システム事業など多様な事業を展開しています。そして最近はVR・メタバースといったバーチャル世界の活動にも力を入れはじめています。今日は、オカムラが行っているバーチャルの活動をいくつかご紹介しつつ、なぜそれを行っているかについて、管轄部門のDX戦略部のメンバーが語ります。


オカムラ「らしくない」!?バーチャルの取り組み3選

みなさんこんにちは。DX戦略部の灘地 将です。今日はオカムラのバーチャルの取り組み3点とその目的を紹介します!​

DX戦略部灘地 将
DX戦略部
灘地 将
灘地 将(なだち・まさる)
DX戦略部 DX戦略課
先進テクノロジー共創担当

入社以来オフィス環境事業の営業、社内監査、業務などの部門を経て、2023年現部門に異動、メタバース提案などを担当。ウェブ会議では美少女アバターになる(声はおじさん……)

①メタバースイベント「バーチャルのくらし研究所ツアー」主催!

2024年5月、VRChatやclusterといったメタバース(VRSNS)で遊ぶユーザーをターゲットとしたイベントを主催しました。これは「あなたのアバターが暮らす部屋」をテーマにしたVR空間を一般ユーザーに制作してもらい、コンペ形式で競い合うものです。一般投票で決定した上位7作品を実際にVR空間上で展示し、メタバースユーザーと一緒に見て回る「バーチャルのくらし研究所ツアー」を開催しました。

多くの企業に協賛いただき実現したメタバースイベント
多くの企業に協賛いただき実現したメタバースイベント

一般公募で集まった33作品に対して1,444票もの投票があり、Xなどを中心に非常に盛り上がりを見せました。VRで活躍するシンガーソングライター「メトロミュー」ちゃんによるライブなども同時に開催され、数多くのメディアにも取り上げられる大規模イベントとなりました。

「RoomieTale Home World Competition」特設サイトはこちら
「バーチャルのくらし研究所ツアー」YouTube配信動画はこちら
「バーチャルのくらし研究所ツアー」が取り上げられた記事はこちら

見事グランプリを獲得した作品「La Vie en Rose(作者:もふさん)」
見事グランプリを獲得した作品「La Vie en Rose(作者:もふさん)」

②新作VRゲームの企業対抗戦に出場!

2024年7月にMyDearest社から発売された新作VR対戦アクションゲーム「ブレイゼンブレイズ」。本作は「世界大統領を拳で決める!」という世界観の対戦ゲームですが、その世界観のまま「VR企業の王を拳で決める」ための企業対抗戦が10月5日に開催され、オカムラも出場しました。3人で1チームの本ゲームにおいて、オカムラからは社員1名(ちなみに、普段は工場で設計業務を担当しています)&つながりのあったVR系Vtuber2名のチームで参戦し、見事優勝を果たしました。

「ブレイゼンブレイズ企業対抗戦」YouTube配信動画はこちら(MyDearest社のチャンネルになります)

実況にVALORANTなどのゲームタイトルでも有名な岸大河氏を迎えての本格的なイベントでした
実況にVALORANTなどのゲームタイトルでも有名な岸大河氏を迎えての本格的なイベントでした

AI VTuberをオカムラショールームの案内役として採用!

YouTubeチャンネル登録者数7万人超の人気AI VTuber「紡ネン」とのコラボとして、「東京・赤坂にあるオカムラのショールームにてチェアを提案する案内役として採用する」という実証実験を行いました。
AI VTuberとは、AI技術を用いてYouTubeで完全無人で配信をし続けるバーチャルキャラクターです。人格や個性があるAIキャラクターにオカムラの製品知識を学習してもらい、ショールームスタッフとして振る舞うAIキャラクターを実現しました。近い将来、AIがより進化して身近になった時代のショッピングを一足先に体験できる実験となりました。

AIキャラクター採用に関する記事はこちら

AIキャラクターによる接客を受ける。将来はXRグラスにより目の前に等身大のキャラクターが現れるかも!?
AIキャラクターによる接客を受ける。将来はXRグラスにより目の前に等身大のキャラクターが現れるかも!?

なぜメーカーであるオカムラがバーチャルの取り組みをするのか

昨今、ゲームやメタバースなどのバーチャル空間で長時間を過ごすことは多くの人、特に若年層にとってはあたりまえになってきています。小・中学生が学校から帰ってきてすぐにFortniteなどのゲームにログインし、Discordで友達とおしゃべりしながら遊ぶ。おこづかいはゲーム内の課金に使い、リアルの物欲はほとんどない、という話は珍しくもなんともありません。
オカムラは「人を想い、場を創る。」という宣言のもと、リアルの空間づくり・ものづくりを行ってきた企業ですが、変化が激しく多様性が進んだ現在、そして今後はリアルとバーチャルの両方で人が活きる場をつくっていく必要もあると考えています。
……と、真面目なことを言っていますが、実際に取り組みを行っているメンバーからは、「自分が好きだから楽しんでやっている」という声も聞かれます。VRが好き、ゲームが好き、VTuberが好き……といった個人の「好き」を仕事でも取り入れることができれば、高いモチベーションを維持しながら熱意を原動力に、成果につなげていくことが可能です。会社としても、個性を活かし得意分野で活躍する人財が育つことを大切にする姿勢もあります。DXの分野に限らないことではありますが、ユーザーと従業員が一緒にワクワクできる取り組みを、今後も継続していきたいと考えています。


オカムラにはDXリテラシーの高い従業員を育成することで、現場からDXアイデアが湧き上がる文化を醸成することを目指したプログラム「DXLP」が実施されており今期4年目となります。「日々の業務を理想の形に変えたい」「新しい価値を生み出したい」という想いの実現に向けた発案により、多くのプロジェクトが生まれています。メタバースへの取り組みもDXLPでの提案が発端です。すぐには成果に直結しなくても、これからのオカムラ、社会そのものへの寄与を目指し日々取り組むメンバーから、最近のイベントをお伝えしました。ぜひそれぞれの詳細もご覧ください!(編集部)

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