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東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズ・ワークショップ2024「未来のスーパーをつくろう!」開催

2024.10.03
企業パーパスに「人が活きる社会の実現」を掲げるオカムラ。この「オカムラを知る!」では、オカムラグループのさまざまな取り組みを紹介していきます。

オカムラでは、社会と関わるいろいろな活動に取り組んでいます。今回は2024年8月22日(木)に東京ミッドタウン・デザインハブにて行われた「東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズ・ワークショップ2024」について紹介します。この親子向けワークショップは公益財団法人日本デザイン振興会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、多摩美術大学 TUBにより運営される東京ミッドタウン・デザインハブの主催で、東京ミッドタウン・デザインハブ開設以来毎年開催されている人気企画です。今年はオカムラが実施する回が設けられ、商環境事業本部  お店のみらいを創造する研究所(以下、みせいくラボ)、店舗デザイン部のメンバーが参加しました。
ワークショップについて、企画・運営を担当した店舗デザイン部の藤本 優太に聞きました。
店舗デザイン部首都圏第二デザインセンター藤本 優太 
店舗デザイン部
首都圏第二デザインセンター
藤本 優太
 
藤本 優太(ふじもと・ゆうた)
商環境事業本部 店舗デザイン部
首都圏第二デザインセンター

雑貨店のお客様メインに、空間デザインに携わる。そのほか、スーパーなどの什器設計も担当。今回のワークショップでは企画・運営として当日の進行などリーダーを務めた。

東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズ・ワークショップ2024「未来のスーパーをつくろう!」


商環境事業本部 店舗デザイン部の藤本です。今回のキッズワークショップの企画・運営を担当しました。
開催の経緯としては、主催団体の一つである日本デザイン振興会(JDP)に大学時代の友人が所属しており、友人経由で声を掛けていただいたことがきっかけです。オカムラ社内に相談したところ、今後いろいろな面で何かが生まれるきっかけにもなるのではという意見をもらったこともあり、実施できるかに関わらず、まずは企画を考えてみることからスタート。上司や同僚の協力を得ながらワークショップの企画を具体的に進めていくことで、最終的に実施できることになりました。所属する店舗デザイン部、またみせいくラボなど部門を超えて多くのオカムラメンバーに協力いただき、当日は想定外のことが起きたりもしましたが、なんとか無事に終えることができました。

8月22日のワークショップは午前と午後の2部制で行われ、各回数組の小学生とその親御さんが参加しました。
ワークショップのテーマは「未来のスーパーをつくろう!」。参加者の子どもたちはスーパーマーケットの一日店長になった気分で、未来にどんなお店や売り場ができるかを考えます。家具や内装を自由にデザインし、スーパーの1コーナーを実際に模型でつくってみるという内容でした。
スーパーマーケット、お店づくりについて説明
スーパーマーケット、お店づくりについて説明

まずは私から、現在のスーパーマーケットやお店づくりについて説明しました。オカムラで手掛ける製品や店舗の写真を紹介すると、参加者の子どもたちからは「知ってる、見たことある!」といった声が。あらためてオカムラの商環境事業が多くの人にとって生活の身近な場面を支えているということがわかりました。

次に子どもたちが、自分がつくりたいお店のデザインを考えます。コンセプトやコーナーのイメージについて紙に言葉や絵を自由にメモしながらイメージを膨らませていました。
 

続いて、それぞれが考えた「未来のスーパー」の1コーナーを実際に模型として制作します。一人一つづつ用意された白い箱に、壁や棚からはじまり、床に商品陳列棚、お店にいる人まで、なんでも自由に付け足していきます。さらに商品を並べ、シールやイラストで飾り付け。自分だけのスーパーをつくりあげていきます。

紙に書いた内装や家具のイメージから、実際に模型の組み立てへ移行に時間がかかる子も見られました。ここで親御さん……だけではなく、運営スタッフの商環現役バリバリ!?店舗デザイナーやみせいくラボのメンバーが各組にサポートで付きます。
「野菜売り場なら、このトマトどこに置いたらいいと思う?」「どんな看板ならみんな買いに来てくれるかな?」などと声をかけます。過度な手助けをしすぎないように、コミュニケーションを気軽にとりながら、参加者親子と一緒にそれぞれのスーパーを考えていきました。
 

スーパー模型完成後は照明をつけ、皆の前で披露。一人ひとりに作品についてプレゼンテーションをしてもらいました。たまたま野菜売り場を選んだ参加者が複数いましたが、「ベルトコンベアで野菜が運ばれてくる」「量り売りで買うことができる」など、それぞれ内容が全く違います。新しいコンセプトで「ほかのお店が閉まっている時間に開いている『何でも売る』お店」といった斬新なアイデアもありました。
 

みんなの前ではずかしそうにしながらも、しっかりと自分の考えるスーパーを説明する子どもたちの活き活きとした様子が印象的でした。できあがった模型はそれぞれ工夫に満ちており、運営に参加したオカムラメンバーにとっても、通常業務と離れた場ではあったけれど、業務にもつながる新鮮なアイデアをもらえたのではないでしょうか。
最後に参加者親子とオカムラの運営スタッフで一緒に記念撮影。「楽しかった!」と言いながら子どもたちは満足そうに模型を持ち帰り、「夏休みの自由研究ができあがって安心しました(笑)」という親御さんの声も。ワークショップは無事に終了しました。

作品の一例。買い物が楽しくなりそうな未来のスーパー
作品の一例。買い物が楽しくなりそうな未来のスーパー
WSの様子をまとめました
WSの様子をまとめました

社外とつながる初めての取り組み。業務にも活かしたい


ワークショップ企画運営を通じて、自分だけではできないことをまわりに補ってもらうことの大切さを実感しました。今回のような外部団体主催の子ども向けワークショップは、私の通常業務には直接関わりがなく、オカムラの商環境事業としても初めての企画で、実施できるのか分からない状況からのスタートでした。実際に企画を進めてみると、社内で好意的に捉えて協力してくれる人が多く、またワークショップに参加経験のある外部の方に相談させていただくといった、思いがけなく社外ともやり取りさせていただく機会もありました。

今回一緒に企画を進め、当日参加者の親子と「未来のスーパー」づくりを手伝ってくれたオカムラメンバーから2名に感想を聞きました。

店舗デザイン部首都圏第二デザインセンター上野山 綾乃
店舗デザイン部
首都圏第二デザインセンター
上野山 綾乃
上野山 綾乃(うえのやま・あやの)
商環境事業本部 店舗デザイン部
首都圏第二デザインセンター

当初は、運営スタッフが主体となりワークショップを進めていくことを想定していましたが、子どもたちのアイデアが豊富で、私たちは手助けをするのみとなりました。
私が担当したお子さんはものを売る場所として考えるだけにとどまらず、「育てて売る」というコンセプトで店づくりをして、私たちオカムラメンバーにとっても参考になる店をつくりあげました。子どもならではの自由な発想は大人になると次第に出てこなくなるので、今回はこちらも学ばせていただいた機会となりました。
店舗デザイン部首都圏第二デザインセンター鈴木 航太
店舗デザイン部
首都圏第二デザインセンター
鈴木 航太
鈴木 航太(すずき・こうた)
商環境事業本部 店舗デザイン部
首都圏第二デザインセンター

今回のお店づくりワークショップでは、子どもが好きなものをヒアリングしながら「こんなものはどうかな」と提案する形で進めていきました。私からの提案に対して、子どもからもりもりと出てくる楽しいアイデアや発想力には驚かされました。子どものアイデアを補助するように、実際に形に落とし込むための親御さんの意見を受けつつ、3人で作業を進めていきました。最後は子どもに遊び心も芽生えて、とてもいい作品ができあがったと思います。自分自身が忘れかけていた、子どもの遊び心をもってアイデアを練ることの大切さを再認識できた機会となりました。
このようなワークショップを通して、お店づくりの楽しさ、もっと大きく言えばものづくりの楽しさを知ってもらえる・あらためて知ることができる機会を、オカムラ発信で増やせたらいいなと思います。

今回の経験を通じ、前例がないことでも提案してみること、やってみることの大切さを学び、「やってみたいと言っていい、やってみていいんだ」という実感を得ることができました。今後の仕事でも新しいことに挑戦するという形で今回の経験を活かしていければと思っています。

WSに携わった店舗デザイン部、みせいくラボのメンバー
WSに携わった店舗デザイン部、みせいくラボのメンバー

ワークショップは参加者が未来のスーパーを考え工作を楽しむだけでなく、今後のスーパー、そしてオカムラのお客様になっていくと言える子どもたちに、「店舗づくり」ということを知ってもらう機会にもなりました。オカムラのメンバーにとっても、通常業務と離れた初の試みを自ら提案し企画、周囲と協力して実施した経験や、当日の子どもたちの自由な発想などから、新しい発見があったようです。「人が活きる社会の実現」に向け、社会に近いところで役立つオカムラの商環境事業。さまざまな機会を通じて一般の方々に知っていただく機会が増えていくといいなと思います。(編集部)

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