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展示会開催間近!「OPEN FIELD」社内デザイナーによるアートコンテスト開催

2024.09.10
企業パーパスに「人が活きる社会の実現」を掲げるオカムラ。この「オカムラを知る!」では、オカムラグループのさまざまな取り組みを紹介していきます。

オカムラが主催する「OPEN FIELD(オープン・フィールド)」第2回企画展を2024年9月13日(金)~9月27日(金)までオカムラ ガーデンコートショールームにて開催します。建築史家の五十嵐 太郎氏(東北大学教授)をキュレーターに迎え、ショールーム内に気鋭のアーティストによるインスタレーションを発表します。第2回目となる2024 年は建築家・山田 紗子氏とアーティスト・丸山 のどか氏を迎え、「ショールーム・フィクション——線のような家具と家具のような立体」と題して、展示会を行います。
また、OPEN FIELDは、オカムラの空間デザイナーとの協働や学生が参加できるイベントを実施し、空間デザインの多面的な考察も実験する機会でもあります。今回は、社内デザイナーが参加したアートコンテストについて紹介します。

社内デザイナーによるアートコンテストを開催


OPEN FIELDの施策の一環であるアートコンテストには、オフィス環境事業のデザイン関連部門の若手従業員からなるデザイン部会という今プロジェクト推進チームのメンバーを中心に12名が参加しました。テーマに、メーカーであるオカムラとして製品製造の過程で生じる廃材を利用することを設定。生産拠点である追浜事業所の協力を得て、スチールパイプ、張地、ウレタンなど、イスの製造過程で発生したものを使用するという条件のコンテストでした。
コンテストの様子
コンテストの様子

7月11日に行われたアートコンテストの審査会には、山田 紗子氏、参加メンバーをはじめとするOPEN FIELDの関係者により順位を決定しました。上位2名の作品は、実際に制作し、9月13日から開催されるOPEN FIELDの企画展で展示予定です。またそのほかの作品についても、すべてパネル展示を行う予定です。

実際に制作する2作品は、追浜事業所から材料となる廃材を提供してもらい、オカムラのグループ会社である砂畑産業株式会社に制作を依頼しています。砂畑産業は主に商業施設向けの什器の製造を行っています。今回のコンテスト受賞作品の制作について、快く対応していただきました。
8月末に作品の最終確認を行い、今は9月13日からはじまる企画展に向け、それぞれの作品を提案したデザイナーによる最終調整の段階です。

グループ会社・砂畑産業の協力も得ながら制作
グループ会社・砂畑産業の協力も得ながら制作

コンテストで提案した作品を実際に制作中の社内デザイナー2名にコメントをもらいました。

プロダクトデザイン部周 燕喃
プロダクトデザイン部
周 燕喃
周 燕喃(しゅう・えんなん)
プロダクトデザイン部 コミュニケーションファニチュアデザイン室

プロダクトデザイナーとしての業務では、工場では製品の生産の方法ばかりに注目してしまい、製造過程で廃棄されるものや残ってしまう部分には目が向かないことが多かったように思います。アートコンテストをきっかけに廃材がなぜ捨てられるのか、どのようにリサイクルされるのかを学ぶことで、普段は脇役の、端材や廃材ならではの魅力に気づきました。
今回はイスの5本脚の中心部と張地を利用して、「竹馬ぽっくり」という遊具を提案しました。廃材と昔の遊び方を融合させ、オカムラ製品の製造過程にあるストーリーを作品を通して伝えたいです。イスの廃材が製品として再利用される可能性を探りながら、使う人の想像を膨らませる。童心が溢れたデザインで廃材に新しい生を与えられたらと考えました。お時間がございましたら、ぜひ展示会場までお越しください。
スペースデザイン部 北野 麻理絵
スペースデザイン部 
北野 麻理絵
北野 麻理絵(きたの・まりえ)
スペースデザイン部 第一デザインセンター

アートを考えるのは初めてで少し戸惑いましたが、廃材について最初に感じた印象をそのまま表現しました。普段のデザイン業務とは別で個人の思想を自由に表現できるということもあり、他のメンバーの発表を聞くことも興味深かったです。
アートを実際に制作するため、追浜事業所へ廃材の確認や協力会社さんとの打ち合わせを行いました。作り方を話し合ったり、手作業で1:10のモックアップを作ったり、試行錯誤しながら考えていく過程がとても楽しいです。今もまだ制作の途中でうまくいくか不安な部分もありますが、ぜひメインの展示会と併せて立ち寄っていただけると嬉しいです。

もうすぐ開催!9/13からの展覧会に向けて


このようにOPEN FIELDでは従業員エンゲージメントやリクルーティングに、そしてオカムラの企業価値の向上に貢献することを目的に、展示会をはじめ、社内デザイナーや学生に向けたさまざま活動も展開しています。

メインイベントである展覧会に向けては、建築家の山田 紗子氏、アーティストの丸山 のどか氏の作品も既に完成しており、会場設営の真っただ中という状況です。今回のタイトルにある「ショールーム・フィクション ― 線のような家具と家具のような立体」、この言葉だけでは、なかなか想像がつかないかもしれません。実際に展示空間そのものを体験いただければ、そこには今まで私たちが既に知っている「家具」や「立体」のイメージを超えた、不思議な光景が広がっているはずです。

開催はもうすぐ、9月13日(金)〜9月27日(金)となります。会期中の9月14日(土)15:00~16:00、本展のキュレーターである建築史家の五十嵐 太郎氏、建築家の山田 紗子氏、アーティストの丸山 のどか氏3人によるトークイベントも開催予定です。お申込みはこちらから。
関連情報はnoteInstagramからも随時発信しています。デザイン部会のメンバーも発信予定です、ぜひご覧ください。


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