オカムラで働く人に、仕事へのスタンスやエピソードを聞く「My Okamura Way」。オカムラが目指すのは、「人が活きる社会の実現」です。そこに向けてオカムラのメンバーが何を実践しているのか、担当する業務、働き方について思うこと、仕事以外の生活などについて聞きます。
My Okamura Way Vol.11 子育て世代オカムラグループメンバーのリアル編
オカムラグループ企業であり、石川県能美市に本社を置き、1929年国産初の金庫室扉を製造以来、防水板・防水扉、オフィス向けのセキュリティ設備などの製造を行う富士精工本社。 製造部に所属する細川 美穂(ほそかわ・みほ)に、担当する業務や子育てへ向き合う姿勢、両立に奮闘する具体的な日々のスケジュールについても聞きました。
2024年6月取材
仕事の効率化を目指し、日々勉強中
――はじめに、入社してから現在までの業務について教えてください。細川 美穂(以下、細川):2014年に入社後、技術部 設計課に配属され、資材倉庫で主に伝票や指示書に基づいてアイテムを整理し、保管場所に配置する仕分け作業を担当していました。2021年に出産を経験。育児休職(以下、育休)を取得、復職後、今の部門に配属され、生産管理板※の作成や入力、現場作業のビデオ分析などの事務作業を担当。その他現場の改善活動の報告資料作成補助も行っています。
※:生産管理板: 製造現場の生産計画に対する進捗や品質不良数など工程全体の状況を可視化するツール
――現在の業務に関連して学んでいることはありますか?
細川:エクセル(主に関数やマクロ)を使う業務がほとんどなので、通信教育を活用しながら学んでいます。社内のメンバーもエクセルを使う業務が多いため、自身が学んだことをメンバーへ共有するための勉強会を半年間開催していました。
細川:エクセル(主に関数やマクロ)を使う業務がほとんどなので、通信教育を活用しながら学んでいます。社内のメンバーもエクセルを使う業務が多いため、自身が学んだことをメンバーへ共有するための勉強会を半年間開催していました。
細川:現在、私は父と祖母と同居しており、洗濯や食事の準備などの家事を祖母と協力して行っています。育児については、夫が平日は仕事で忙しく帰宅が遅いため、主に私が子どもの世話をしています。しかし、休日には夫も積極的に協力してくれます。
良好な職場環境のおかげで仕事と子育ての両立を実現
――育休はどれくらいの期間取得しましたか?また、復職後、働き方など変化はありましたか?細川:育休は、2021年4月から2022年4月まで約1年間取得しました。 本来は、2月から復職予定でしたが、保育園の関係で約2ヶ月間延長させていただきました。復職後の働き方については、現在も時短勤務を利用しています。この一時間の余裕があることで、家事や子どもの世話にもゆとりができ、私の仕事中に子どもが感じているであろう寂しさを少しでも軽減できていると感じています。
――復職後、仕事と育児の両立で悩んだことや大変だったことはなんですか?
細川:子どもの寝起きの機嫌が悪く、時間がない中で保育園の準備がスムーズに進まず、毎日頭を抱えています……。あとは、やはり子どもが体調を崩した時です。夫は業務上、急な休みが取れないため毎回私が対応しなくてはいけません。今でもその度に、職場へ迷惑をかけてしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
――育児しながら働く人に共通する悩みかもしれませんね。そういった状況を、どのように乗り越えていますか?
細川:職場の上司や同僚がとても優しく、急な欠勤でも急な欠勤にも理解をいただいているので、乗り越えることができています。社内の先輩ママにもよく悩みを相談したり、アドバイスをもらって勇気づけられています。あとは、毎日保育園のお迎えに行ったときに「ママー!!」と笑顔で走ってくる子どもの姿を見て、もっと頑張らなきゃという気持ちになれます。
――仕事と子育てを両立するうえで、今の職場は働きやすい環境ですか?
細川:本当に働きやすい職場環境だと実感しています。やはり小さな子どもを育てながら働くことに関して、まだまだ後ろめたさを感じたり、肩身の狭い思いをしている方が多くいるのが現実だと思います。でも、出産や育児でこれまでのキャリアを断念するのではなく、キャリアも大切にしながら、家庭や育児の両立を実現できることが理想です。そのための第一歩として、理解ある職場の環境づくりがとても大切だと実感しています。
「目標のハードルを上げる」ことが自己成長のポイント!
――毎日忙しい細川さんが、日々「活き活き」するための秘訣や、活き活きしていると実感するのはどんなときですか?細川:仕事では、人の役に立てたときです。依頼された仕事に対しては、相手の期待を超える成果を提供できるよう日々心掛けています。喜んでもらうことはもちろん、それ以上に、今後も私を頼ってもらうことで、新たな視点やスキルを得ることができ、「これを解決できたら、また私成長しちゃうなー!」と、活き活きしています!(笑)
プライベートでは、最近お菓子作りにハマっています。あとは、大好きなキャラクターの推し活をしているときが、一番活き活きしています。
――活き活きすることは、働きがいにも直結していると思いますが、細川さんが働きがいを高めるために意識していることはありますか?
細川:あえて、目標のハードルを自分で上げるようにしています。やはり現状に満足するのではなく、成長し続けていきたいと思っています。今は、積極的に職場以外の他部門のメンバーともコミュニケーションを取り、さまざまな視点から業務の課題を洗い出し、社内の業務改善にむけた提案制度なども活用しながら多くの改善に取り組んでいます。
――成長への意欲は見習いたいです! そんな細川さんが仕事と家庭でマイルールにしていることはありますか?
細川:仕事では、やはりコミュニケーションを大切にすることです。自分自身も相手も快適に過ごせるように、常に心がけています。
家庭や育児では、すぐに感情的にならないようにすること(笑)。父や祖母との生活の中で、意見の不一致や家事の方法の違いで衝突することも多々ありますが、家庭内でもみんなが心地よく過ごせるように努めています。
――最後に、今後の目標や挑戦したいことを教えてください。
細川:まだまだ担当業務をはじめ社内にはたくさんの課題が山積みなので、一つずつ改善点を見出しながら解決していきたいです。とくに社内の情報発信について、なかなか情報が行き届かず、良い制度や取り組みが一部の従業員にしか知られていないということに大きな課題を感じているので、早めに改善していけたらいいなと思っています。とにかく改善に夢中です(笑)。あとは引き続き、エクセルの学びを継続しながらさらに仕事の効率化を目指します。
インタビュー後記
笑顔が素敵なほんわかした印象で、穏やかな雰囲気ですが、仕事に対してとても意欲的で熱心な細川。新たなことに自ら挑戦し、成長し続けている姿は、後輩や周囲へいい刺激になっているはずです。相手を想い、業務改善などに注力した仕事と、子育ての両立に取り組み続ける姿をこれからも応援したいと思います。(編集部)