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オカムラ「人が活きる社会の実現」に向けて 次世代育成支援「クエストエデュケーション」参画

2024.05.09
企業パーパスに「人が活きる社会の実現」を掲げるオカムラ。この「オカムラを知る!」では、オカムラグループのさまざまな取り組みを紹介していきます。

オカムラは、2022年度より株式会社教育と探求社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮地 勘司)が開発・提供する中高生向けの探究学習プログラム「クエストエデュケーション」の企業探究コース「コーポレートアクセス」に、参画しています。
「クエストエデュケーション」とは、教育と探求社が2005年にスタートした、現実社会と連動しながら「生きる力」を育む探究学習プログラムです。これまでに約44万人の中高生が学校の授業として学び、2023年度は、全国40都道府県、410校・約8万5000人の中高生が取り組んでいます。オカムラが参画する「クエストエデュケーション」の企業探究コース「コーポレートアクセス」は、実在する企業へのインターンシップを教室で体験し、働くことの意義や経済活動について学び、企業という仕組みを活用して自分たちの手で未来をつくることを学ぶプログラムです。参加する中高生たちはフィールドワークやアンケート調査など企業の実務を体験し、その企業から提示されるミッション(課題)にチームで取り組みます。参画企業の従業員が学校訪問等を通して、中高生たちの探究活動に伴走しています。

なぜ、オカムラが「クエストエデュケーション」に取り組むのか

オカムラは、次世代を担う子どもたちの主体的な学びに関わり、「生きる力」を育むことに貢献しながら中高生と共に未来を描くことにより社内の人財育成にもつなげ、「ミッション提供」「教材づくり」「学校訪問」などに取り組んでいます。また、このプログラムにオカムラが参画するうえで、以下の4つをテーマとしています。


① 次世代育成支援
   次世代を担う子どもたちの主体的な学びに関わり、「生きる力」を育むことへの貢献

② 自らの働きがいの追求
   自身の働き方や、改めてオカムラを見つめなおす機会として

③ α世代に対する知名度向上
   中高生にオカムラを知ってもらう、オカムラのことを考えてもらう

④ 共創による新たな価値・サービスの創造
   生徒たちとの対話を通じて、新しいアイデアや価値がひらめく

オカムラは、企業として蓄積してきた経験を生かしながら中高生の主体的な学びに関わり、次世代の育成に貢献します。
 

企業探究コース「コーポレートアクセス」プログラムの流れ


① インターン企業決定・チーム結成
インターン先の企業を決め、1年間探究学習に取り組むチームを作ります。

② インターン企業研究
アンケート調査やフィールドワークを通じて、インターン企業を調査・研究します。

③企業からミッションを受け取る・企画会議スタート
企業からのミッションを受け取ります。チームで企画会議を開き、アイデアを考えます。
(オカムラの役割:実際に学校へ訪問し、探究授業に参加します。中高生チームと一緒にオカムラのミッションに取り組みながら、中高生たちの意見に耳を傾け、ともにアイデアを磨き上げます)

④校内発表
チームは、企画会議の活動成果を校内で発表します。
(オカムラの役割:中高生チームの発表内容に対し、講評やフィードバックを行います)

⑤一次審査(12月~1月)
クエストカップ全国大会へエントリーをします。
(オカムラの役割:エントリー内容を審査し、クエストカップ全国大会に進む10チームを決定します)

⑥クエストカップ全国大会(2月)
1年間のプログラムの集大成として、各企業の代表チームと全国大会で発表を行います。
(オカムラの役割:10チームの中から、オカムラの企業賞・準企業を決定します)

ミッションへの取り組み

オカムラのミッション
「私の『あいまいさが活きる』未来をつくる オカムラの革新的なサービスを提案せよ!」

 オカムラが本当に「実現したい未来」を手がかりに、中高生たちはグループで調査や議論をしながら自由な発想で企画を考え、探究活動に取り組みます。オカムラは参画企業として直接学校に訪問し、中高生たちと一緒にディスカッションや対話を通じて一緒にアイデアを出したり改善すべきポイントをしっかり伝え、課題の本質的な部分を指摘しながら一緒に深いところまで考えます。答えのない問いに立ち向かうので、生徒もオカムラの私たちも試行錯誤の連続です。そんな中でも、新しい視点が見つかったときの「なるほど!」や、生徒たち自身の「これやってみたい!」が炸裂する瞬間があります。この、何が飛び出すかわからないリアルタイムのわくわく感こそが、学校訪問の醍醐味かもしれません。
 

クエストカップ2024全国大会


「クエストカップ2024 全国大会」は、教育と探求社のプログラム「クエストエデュケーション」に取り組む中高生が集い、1年間の探究の成果を社会に向けて自分たちの言葉で発信し、それを社会が受け止める場です。「企業探究」「進路探究」「起業家」「社会課題探究」「地域探究」の5部門計8プログラムが3日間の日程で開催され、企業探究コース「コーポレートアクセス」は2024年2月24日(土)・25日(日)に明治大学中野キャンパスで発表されました。
クエストカップ全国大会の開催は、今回で19回目を迎え、6099チームの中から選ばれた167校305チームが参加し、企業人や有識者に向けて個性あふれるプレゼンテーションを繰り広げました。企業探究コース「コーポレートアクセス」は、ファーストステージ、セカンドステージの2日間にわたり審査が行われ、ファーストステージでは各企業が全国の応募作品から選出した10チームが発表を行い、企業審査委員により、各企業の「企業賞」「準企業賞」が選出されます。セカンドステージでは、ファーストステージで「企業賞」に選ばれた各企業のチームが発表を行い、グランプリ審査委員により、「グランプリ」「準グランプリ」が決定します。
 
ファーストステージで発表した10チームの学生たちとオカムラメンバーの集合写真
ファーストステージで発表した10チームの学生たちとオカムラメンバーの集合写真

クエストカップ2024全国大会 オカムラ「企業賞」受賞校を発表


クエストカップ2024全国大会で、オカムラの「企業賞」を受賞した学校と作品を紹介します!

学校名:昭和学院秀英中学校(千葉県千葉市 幕張)
チーム名:OKAMU船長
作品名:BACK TO THE PAST~時空を超えて人とつながる~

【 作品内容 】
ミッションの解釈:
「あいまいさ」とは、ぼんやりしたものや鮮明でないものであると解釈し、人々の記憶から薄れてどんどん不鮮明になる「思い出」に結び付け、「思い出をうまく活用する」サービスを企画することにしました。

提案内容:
オカムラの空間づくりと最新技術のVRを用いて過去に戻り、会いたい人と会話ができるサービスの提案です。具体的に2つのことが実現できます。
①過去の自分と話せる。
自分が生きている間に未来の子どもや孫のために情報を残すことができ、自分の死後もクローンが他者と会話することができます。
②故人と再会できる。
今はもう会えない人、会ったことがない人と会話することができます。

利用方法は、専用アプリを携帯で起動し、会いたい人やシチュエーション、どのような過去に戻りたいかを入力すると、QRコードが生成されます。決済は電子マネーで行えます。また、生成されたQRコードをオカムラのイスに読み込ませ、VRゴーグルを装着することで過去に戻ることができます。この「BACK TO THE PAST~時空を超えて人とつながる~」をオカムラがサービスとして提供することで、オカムラの認知度向上にもつながり、さらに思い出に戻る体験をすることによって、フレーム内に収まった写真とは別の「あいまい」な思い出の残し方が実現できると考えます。

以上が、昭和学院秀英中学校OKAMU船長による「思い出を活かした、オカムラの未来の革新的なサービス」の提案でした。

オカムラオフィス、ショールームへの招待イベント開催


2024年3月5日(火)午後、オカムラ「企業賞」を受賞したチームへの副賞として、東京都千代田区紀尾井町、ニューオータニ ガーデンコートにあるオカムラの「We Labo(ウィラボ)」と、同建物内にあるショールームへ昭和学院秀英中学校 OKAMU船長チームのみなさんを招待するイベントを開催しました。当日は、たくさんのオカムラ従業員が参加する中、生徒たちにクエストカップ同様の発表を行っていただきました。
 
オフィスにてプロジェクトメンバーとOKAMU船長チームの集合写真
オフィスにてプロジェクトメンバーとOKAMU船長チームの集合写真

プロジェクトメンバー、審査委員、生徒の声

オフィス環境事業本部中部支社河田 佳美
オフィス環境事業本部
中部支社
河田 佳美

河田 佳美
株式会社オカムラ オフィス環境事業本部
中部支社 マーケティング課 セールスプロモーションセンター


オカムラのミッション「私の『あいまいさが活きる』」は、大人の私たちでも解釈が難しく、とても考えさせられるお題でした。しかし、学校訪問などで生徒たちと対話を繰り返し、発表に対してフィードバックをする中で、どんどんアイデアが深まっていきました。継続して見守ってきたからこそ、生徒たちの熱い想いや変化を感じることができ、立ち会えたことを嬉しく思います。このプロジェクトは、生徒たちの探究学習としての学びの場でもありますが、大人の私たちも生徒たちと関わることで学び、多くの刺激を受ける良い機会となりました。

コーポレート担当常務執行役員山木 健一
コーポレート担当
常務執行役員
山木 健一

山木 健一
株式会社オカムラ コーポレート担当
常務執行役員


今回のミッションは少し難しいのでは?と感じていましたが、各チームがオカムラのことをしっかりと学び研究され、柔軟な発想で「あいまいさが活きる」ことについて探究されたプレゼンを拝借し、感心させられました。発表も活き活きとして力のこもった内容ばかりで素晴らしく、こちらもワクワクさせられました。これからの社会は環境も大きく変わり、技術もより進歩していく中、既成概念にとらわれることなく若いみなさんの豊かな発想力を大事にしてください。

昭和学院秀英中学校長船 美貴さん
昭和学院秀英中学校
長船 美貴さん

長船 美貴さん
昭和学院秀英中学校


この度オカムラ様から企業賞をいただけたこと、光栄に思います。ご招待いただいたショールームでは、さまざまなイスやブースを見学することができ、どれも唯一無二のデザインと最高の品質で、とてもワクワクしました!特に私が驚いたのは、メタバースに進出されていたことです。3Dの家具製品を作ったり、個性あふれるコンサートステージを手掛けていたり…...。オカムラ様のビジネスの幅広さ、そしてクオリティに驚きました。常に最先端で動き続け、社会を創っていくオカムラ様にインターンすることができ、本当に良かったです。貴重な経験を、ありがとうございました!

昭和学院秀英中学校山田 茉奈さん
昭和学院秀英中学校
山田 茉奈さん

山田 茉奈さん
昭和学院秀英中学校


私は、オカムラ様からのミッションに取り組む中で、努力は報われることを実感しました。今までは、何事もそれなりにやるだけで、努力することがほとんどなかったのですが、企画に取り組む中でメンバーとの話し合いや喧嘩を繰り返すうちに、もっと良いものを作りたいという気持ちが生まれました。努力した分良いものができ、メンバーとの絆も深まり最終的には企業賞を受賞することができました。メンバーのみんなや企業の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!


2023年度より、オカムラのコーポレートアクセスプロジェクトのナビゲーターを担当し、たくさんの生徒たちと触れ合う中で様々な経験をさせていただきました。また、仲間と一緒に答えのない問いを繰り返し悩みながらも挑戦し続ける生徒たちの姿を見て、私自身多くの気づきや学びを得ました。とても柔軟で豊かな発想を持つ生徒たちと共に過ごす中、いつの間にか自身の考えが臆病になっていたり、凝り固まっていることにも気づきました。そして、生徒たちへのアドバイス一つにしても大人の言葉は非常に影響力があるということを実感し、改めて、適切な言葉選びや相手に伝わる伝え方を意識する大切さを学びました。今後も引き続き、コーポレートアクセスを通じて、一人でも多くの中高生たちにオカムラを知ってもらい、人が活きる未来のオカムラについて一緒に考え、たくさんワクワクできる提案を生み出せるよう精一杯サポートしていきたいと思います。

(記事執筆:コーポレートコミュニケーション部 ブランドコミュニケーション室 古賀 小谷佳)


関連情報
クエストカップ2024 全国大会 公式サイト

QUEST CUP 2024|教育と探求社

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