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オフィスづくりのプロ、自身の働く場を考える!「We Labo24階リニューアルプロジェクト」始動

2024.03.19
「人が活きる」社会の実現を目指す、株式会社オカムラ。ここで言う「人」は、世間一般の人々、顧客、そしてオカムラで働く私たち自身も含みます。このシリーズでは、「人が活きる」組織となっていくための、オカムラの進化や変革にスポットをあてて紹介します。


東京都千代田区紀尾井町にあるオカムラの拠点「We Labo(ウィラボ)」は、「人と人が活かし合う」社会を実現するために、個性と個性がつながり合うことで最大化される「わたしたち」としてのアイデンティティが発揮できる働き方を実験・検証するオフィスです。従業員一人ひとりが自分の個性を発揮でき、他者としなやかにつながりコミュニケーションを通して働きやすい環境をつくり、「人と人が活かし合う」働き方を目指しています。
We Laboは3つのフロアで構成されており、それぞれのコンセプトは、26階は「EYES 伝統と未来を見つめる目」、25階は「EARS 時代と人々の声を聴く耳」、24階は「HANDS モノとコトを生み出す手」です。拠点メンバーは部門・役職に関わらず、仕事の目的や内容に応じて最適な場所を選んで働くABWを実践し、3フロアから働く場所を選択しています。今年、24階のリニューアルが予定されており、従業員自らが働き方やありたい姿を考えながら自分たちの働く場をつくるプロジェクトがスタートしました。プロジェクトの一環として3回にわたり実施された社内ワークショップについて、プロジェクトをリードする働き方コンサルティング事業本部 ワークデザインストラテジー部 西野 千尋と、エフエム・ソリューション プロジェクトマネジメント部の田辺 絵莉香の二人からレポートしてもらいました!

モノとコトを生み出す「働く場」とは?メンバー自ら考える

ワークデザインストラテジー部西野 千尋(2019年入社)
ワークデザインストラテジー部
西野 千尋(2019年入社)
働き方コンサルティング事業本部
ワークデザインストラテジー部
西野 千尋

担当業務として、企業を中心としたお客様に向け、新しい働き方や働く場づくりの方向性検討や、新しい働き方の浸透を支援している。今回の社内ワークショップ企画・進行を担当。
エフエム・ソリューションプロジェクトマネジメント部田辺 絵莉香(2020年入社)
エフエム・ソリューション
プロジェクトマネジメント部
田辺 絵莉香(2020年入社)
株式会社エフエム・ソリューション
プロジェクトマネジメント部

田辺 絵莉香
オカムラ関係会社のエフエム・ソリューションでオフィス移転や改修のプロジェクトマネジメントに携わる。西野とともに、今回のワークショップ企画・進行を担当。

こんにちは!働き方コンサルティング事業部 ワークデザインストラテジー部の西野&エフエム・ソリューション プロジェクトマネジメント部の田辺です。今回は、オカムラでも最大規模の拠点であるWe Laboの24階リニューアルに向けた社内ワークショップの様子をお届けします!

We Laboは、「人と人とが活かしあう」社会を実現するため、個性と個性がつながり合うことで最大化される「わたしたち」としてのアイデンティティが発揮できる働き方を実験・検証する場として2022年にリニューアルオープンしました。
We Labo24階のコンセプトは「HANDS モノとコトを生み出す手」。需要創出型企業を目指すオカムラにとって「モノ・コトづくり」の強化は最重要課題です。その「モノ・コトづくり(=HANDS)」の中心を担う部門が入居する24階オフィスを見直し、あわせて働くメンバーのさらなるモチベーション・エンゲージメントをアップさせることを目的として、今年、24階のさらなるリニューアルプロジェクトがスタートしました。これに伴って行われたのが、今回のワークショップです。
拠点メンバーの意見を取り入れたオフィスをつくるだけでなく、部門の壁を越えてわたしたちがさらに活き活きと働くことができるように、という狙いがあります。ワークショップは実際のWe Labo内のスペースを使って開催。24階をメインで利用する、オフィス環境事業関連の製品企画やスペースデザイン、営業の3部門から次世代を担う若手・中堅メンバー20名ほどが参加し、2024年1月から3回にわたって実施しました。
フロアリニューアルに向けた社内ワークショップを3回に分けて実施
フロアリニューアルに向けた社内ワークショップを3回に分けて実施

第1回WS「ありたい姿を理解し、今を振り返る」

24階リニューアルに向けたワークショップ初回は、参加者にプロジェクトの概要と、We Labo24階の「ありたい姿」を共有。そして、現状の自分たちの働き方や働く場について振り返りをしてもらいました。
今も同じフロアで働く仲間とはいえ、普段の業務では関わることがないと「顔は知っているけれど、話したことはない……」という人同士も多いようです。さまざまな部門メンバーで構成されたワークショップのグループ分けに、始めは皆どこか緊張している様子でした。それでも、まずは氏名・所属部門の自己紹介から、簡単なアイスブレイクを行うことで、少しずつ打ち解けていました。お互いの人となりが分かったことで、実際のワークでも積極的に意見交換が行われるようになり、雑談も交えながら和気あいあいとした雰囲気でワークショップが進んでいきました!
 

第2回WS「オフィスでの働き方を考える、働く場のイメージを膨らませる」

初回ワークショップを踏まえて、「こんな仕事を、こんな空間でしたい!」というイメージ写真を参加者一人ひとりが持ち寄りました。それぞれが用意したイメージ写真は、雑誌やインターネットから集めてきただけでなく、生成AIを使ってイメージを膨らませてきたという人もいて、さすがオフィスづくりのプロフェッショナル。様々なアプローチから自分たちの「働く場」に対する想いを感じられました!
イメージ写真を見ながらのグループワークを通じ、新製品を実際に使って確かめられる「トライアルエリア」、気軽に話せる・気分を変えて働くことのできる「カフェ・ライブラリエリア」などをつくりたいという意見が出ました。
それぞれが理想のオフィス空間のイメージ写真を持参したことで、前回ワークショップよりも具体的に、ビジュアル化された内容の議論となりました。各グループとても盛り上がったようで、改装後への夢が膨らむワークショップになったと思います。
 

第3回WS「ありたい姿を実現するためのゾーニングを考える」

ワークショップ最終回では、イメージ写真を見ながら、具体的な機能をゾーニング案に落とし込む作業を行いました。これまでのワークショップのまとめとして、チームメンバーが集まれる場、自分たちの取り組みを他部門と共創※できる場など、重要だと思われる空間をグループごとに実際の図面上に配置していきます。オフィス見学に来訪されるお客様の動線や、拠点メンバーの交流が生まれる仕掛けなど、グループごとにこだわりの「推しポイント」を話し合い、最後はそれぞれのグループで考えたゾーニング案の発表の時間を設け、熱い想いをプレゼンしてもらいました。
「モノづくりの流れをそのままゾーニングにした」「上下階とのつながりや建物の構造条件を踏まえたうえでの使いやすさをゾーニングに落とし込んだ」などグループごとに様々なアプローチからゾーニングの組み立てを行ったようです。3回のワークショップを経て参加者同士はすっかり仲良くなり、どのグループからもチームワーク抜群の発表を聞くことができました。プレゼン中にどっと笑いが起きるなど、とても楽しい雰囲気で最後のワークショップを終えることができました!

※共創:オカムラでは「いろいろな人が一つのテーマについて一緒に意見を交わしながら、新しい価値を創出すること」と位置づけています
 

ワークショップの参加メンバーに感想を聞きました。

セキュリティシステム製品部岩本 健宏
セキュリティシステム製品部
岩本 健宏
マーケティング本部
セキュリティシステム製品部
岩本 健宏

拠点全体としての方針と、従業員個々のニーズや考えを合わせてレイアウトに落とし込むための最初のステップとして、非常に有効なワークショップでした。難易度がいい意味で高尚過ぎなかったので流れを理解しやすく、取り残されることなく楽しみながら参加できたこともポイントです。また私は普段製品企画に携わっていますが、スペースデザイン職のオカムラメンバーの醍醐味と苦労を味わえたような気分になれました(笑)
WORK MILL統括センター宮野 玖瑠実
WORK MILL統括センター
宮野 玖瑠実
働き方コンサルティング事業部
WORK MILL統括センター
宮野 玖瑠実

参加者それぞれが抱く課題意識を発散しやすい雰囲気でありながらも、「改装後はこういうフロアでありたい」という理想の姿に眼差しが向いていたので、とてもポジティブなディスカッションができました!ファシリテーターの手腕に感動しました(笑)。日頃、業務上は関わりのない人と、交流の機会を得られたという意味でも、参加できてよかったです。
ラボラトリー推進部 中司 譲
ラボラトリー推進部 
中司 譲
ライフサイエンス事業部 
ラボラトリー推進部 
中司 譲

同じオフィスで働いているから顔は知っていても話したことはない……という、近いような遠いような、さまざまな部門から構成された拠点メンバーの関係性も、実際にしゃべる機会があればたちまち打ち解ける。それがワークショップの良いところです。
目指すべきところが共有されているので、部門は違えど同じような悩みを抱えていることや、解決方法について、膝を突き合わせて話すことができ非常に素晴らしいと感じました。
今回のワークショップを通じて、参加者にとって24階リニューアルプロジェクトの目的の理解が進んだだけでなく、業務で直接かかわることの少ないメンバーが、お互いの人となりやそれぞれの業務内容、またオフィスにかける期待や想いを知ることでき、仲が深まったのではないかと思います。
普段の業務でお客様向けにオフィス移転や改修の案件でワークショップを行っていますが、オフィスづくりを通して社内の風通しを良くする仕掛けとして、参加者に楽しんでもらえるようなワークショップを行うことは非常に有効であると改めて感じました。

また、3回のワークショップで積極的に意見交換が行われる様子を見て、オカムラのWe Laboという拠点が部門・世代を超えて言いたいことを言い合え、雰囲気が心地よく、安心できる職場環境だと実感しました。
今回のワークショップは、参加したメンバーに新しい24階に対して期待感を持ってもらえた、有意義な機会になったと思います。今後は、ワークショップで得られた内容をもとにオフィスの設計へと移ります。入居者の意見を反映したオフィスづくりを進めていきます!
ワークショップ参加メンバーで「HANDS」のポーズで集合写真!
ワークショップ参加メンバーで「HANDS」のポーズで集合写真!

同じフロアで働いていても、顔は知っているけれど話したことがないというのは、会社内あるある、かもしれません。それが、自分たちの働く場を自身でつくる、という共通目標を掲げたワークショップをきっかけにコミュニケーションが取れるようになり、チームがつくられていった様子が伝わります。オカムラグループの各拠点は継続的にリニューアルを続けており、そこで従業員がより活き活きと働き、お客様への提案にも活かしています。「モノ・コトづくり(=HANDS)」に携わるメンバーによる新しいWe Labo24階の完成が楽しみです。(編集部)

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